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「石井閘門」の補修工事を視察
12月11日 19時30分

「石井閘門」の補修工事を視察
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東日本大震災で被災した石巻市にある国の重要文化財「石井閘門(こうもん)」の補修工事を専門家が視察しました。
視察を行ったのは、文化財保存が専門の長岡造形大学の木村勉教授などです。
「石井閘門」は、石巻市水押の旧北上川と運河をつなぐ水路に明治13年に完成した施設で、門を開け閉めすることで水の量を調節し、水位の違う川と運河を船が行き来できる機能を持ち、平成14年に国の重要文化財に指定されています。
そして、東日本大震災ではがれ落ちた石などを元通りに直す補修工事が、先月上旬から行われています。
木村教授は「石井閘門は完成当時の技術の状況などわかっていないことも多く、できるだけ今の形を残して次の世代に伝えていきたい。どのように直したのか、記録を正確に残してほしい」と指摘しました。
国土交通省東北地方整備局によりますと、現場でははがれ落ちた石の補修工事を行った後、れんがも補修するということで、来年3月には全体の作業が終わるということです。