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【プロ野球】

新井貴が打撃改造 本塁打王の05年フォーム

2013年12月12日 紙面から

ファンから熱烈な歓迎を受ける阪神・新井貴=琵琶湖グランドホテル「京近江」で(棚橋慶太撮影)

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 阪神・新井貴浩内野手(36)が11日、43本塁打をマークして本塁打王に輝いた広島時代、05年の打撃フォームをベースにした打撃改造に取り組んでいると明かした。本塁打量産で、新外国人のマウロ・ゴメス内野手(29)=ナショナルズ=に一塁を明け渡さない覚悟だ。

 3年契約最終年の来季へ、新井貴がホームランへの強いこだわりを口にした。「やっぱりホームラン減っているのは確かなんで。(43本塁打の)05年をベースにして良いモノにしたい。まだタイガースに来て19本が最高だから。それじゃ寂しい」。今季本塁打は15本。08年に阪神に移籍してから過去6シーズンで10年の19本が最多で、誰よりも本人が物足りなさを感じていた。さらに、「この本塁打は寂しすぎる。金本さんにもそういうふうに言われた」と、昨オフに引退した兄貴分の金本さんからもハッパを掛けられたという。

 一念発起して今オフの調整法を変えた。「バットを振っているね。今までとは全然違う。(例年は)オフになってくるとウエートトレ中心で、あんまりバットを振り込んでいないけど」。05年ごろの自分の映像を見ながら、細かいポイントを確認して新打撃フォームを固めている。当時を振り返ると、今季よりグリップの位置がやや前で自然に構え、スタンスも狭かった。「下半身が粘って打っている」と自己分析した。

 「当時は感覚でやっていた。今、あらためてビデオで見て研究して、自分なりに分かった」と手応え十分。ゴメスの加入で、一塁スタメンが保証されていない。求められるのは1発長打。全盛期のスイング復活で、ポジションを死守する。 (中谷秀樹)

 

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