12月に入った街頭で、スーツ姿の学生を目にする機会がぐっと増えた。2015年春の採用に向けた会社説明会が解禁されたからだ。内定を手にするまでの、緊張と不安の日々の始まりでもある。
福岡市で先週、鹿児島県が主催する企業説明会が開かれた。鹿児島での就職を希望する学生が、福岡を中心に遠くは島根県や石川県からも参加し、人事担当者の説明に熱心に耳を傾けた。
景気の回復傾向を受け、企業の採用増が見込まれている。福岡での説明会も、企業側の申し込みの出足が例年より良かったと聞いた。もちろん、「人材はほしいが、採用基準は下げない」と話す担当者が多いから、楽観はできない。
採用は企業にとっても一大事だ。若者の離職率の高さが問題になっているなか、優秀な人材に長く働いてほしいという希望がある。鹿児島の企業の担当者は「仕事の楽しみを見つけ、周りと分かち合える人に来てほしい」と話していた。
「働くときに力の出し惜しみをするのはしみったれで、醜で、満身の力を籠(こ)めてする活動には美がある」。作家の幸田露伴が娘の文に、まき割りのこつを教えたときに伝えた言葉だ。仕事に真っすぐに向き合え、という教えでもある。
説明会への参加など、情報収集に全力投球の学生は多いだろう。とはいえ、就職活動は長丁場だ。ときには息抜きや深呼吸も忘れずに。健闘を祈っている。
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