2013年12月12日03時00分
県は26日、強い地震で東京電力福島第一、第二原発が緊急事態になったと想定し、関係町や国などが参加する広報訓練を行う。原発の防災訓練は約3年ぶり。
想定では、午前9時に浜通りを震源とする震度6強の地震が発生。両原発の1号機の使用済み燃料プールの水漏れで水位が下がり、燃料集合体が露出する緊急事態となり、国が両原発から5キロ内の楢葉、富岡、大熊、双葉、浪江各町にいる一時滞在者へ避難指示を出す。携帯の緊急速報メールや防災行政無線、車両などを使って伝える。
関係機関の約260人が参加し、原発作業員など一時滞在者約7500人が対象となるが、避難訓練は行わない。2010年度まで毎年、原発の防災訓練を行っており、前回は同年11月に実施していた。
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