ニュース詳細
着陸失敗の副操縦士「不安やストレス」12月12日 12時53分
K10037750211_1312121255_1312121332.mp4
アメリカ・サンフランシスコの空港で、ことし7月、韓国のアシアナ航空機が着陸に失敗した事故で、アメリカの運輸当局は初めての公聴会を開き、当時操縦していた副操縦士が「大きな機体を自分の目を頼りに着陸させることに不安やストレスを感じていた」と述べていたことが明らかになりました。
サンフランシスコ国際空港で、ことし7月、韓国のアシアナ航空のボーイング777型機が着陸に失敗した事故では、中国人の女子高校生3人が死亡し、180人以上がけがをしました。
この事故で、アメリカのNTSB=国家運輸安全委員会は11日、アシアナ航空やボーイング社の担当者などを招いて初めての公聴会を開きました。
そして、機長などの聞き取り調査の内容を公開し、当時、訓練を兼ねて操縦していた副操縦士が「大きな機体を自分の目を頼りに着陸させることに不安やストレスを感じていた」と述べていたことを明らかにしました。
また、副操縦士は、スピードを保つよう自動的にエンジン出力を調整する「オートスロットル」という装置について、「自動で調整する装置なので注意を払っていなかった」と述べていたということです。
この日は、現場近くのカメラが捉えた新たな事故の瞬間の映像も公開され、旅客機は地面にぶつかったあと、大きく機体をひねりながら舞い上がり、一回転して再び地面にぶつかっていました。
NTSBは、公聴会を踏まえて調査を進め、来年以降、報告書をまとめる方針です。
[関連ニュース]
[関連ニュース] 自動検索 |
[関連リンク] |
|