警視庁湾岸警察署の刑事課に所属し、最重要な登場人物である真下正義の妻という役どころながら、ある時を境に「踊る大捜査線」シリーズからぷっつりと姿を消してしまった。
人気女優だったはずなのに、2006年、2007年と、一切ドラマにすら出ていない。当時、その理由は、
「バーニングから2005年に独立したために、バーニングのドン・周防郁雄の逆鱗に触れて干されてしまった」
と噂されていた。
★ 水野美紀さんは芸能活動を干されちゃったそうですが、理由はなんですか?
所属事務所だったバーニングに「独立したい」半ば強行的に独立したため、バーニング側は激怒しました。バーニングはかなりの大手事務所なのでそのまま干される形になりました。それにしても……と思う。芸能人の独立なんて、よくある話じゃないか。バーニングという超大手芸能事務所の代表を務める70前後の老人が、一介の女性の独立に対してそこまで怒る理由は、なんなのだろう? と不思議でたまらなかった。
その理由が明らかになろうとしている。
★ 「『八重の桜』プロデューサーがモー娘。と援交!?」
NHKとバーニング周防社長を挑発し続ける大日本新政會とは
「大日本新政會」という神戸に本拠を置く松浦組系の民族派団体の笠岡和雄氏、NHKのプロデューサーと芸能界のドンことバーニングの周防郁雄氏の癒着、そしてモーニング娘。の旧メンバーの枕営業を告発して話題になっていましたが、週刊文春もこの件につき報じています。松浦組というのは山口組のお膝元である、兵庫を根拠とする住吉会系の暴力団だ。
山口組といえば、言わずと知れた日本最大の暴力団である。住吉会といえば、関東を根城にする日本で第二位の規模を誇る暴力団だ。言わば松浦組は、業界最大手のすぐそばに陣取ったライバルの出城、喉元に突きつけた匕首、中国のすぐ側にある台湾所有の金門島のような存在と言える。昭和29年には両者の間で抗争も起きている。
巨大組織からいつ潰されるのか分からないプレッシャーに負けずに組を維持し続けている、これだけでもかなり強面の集団のように思えるが、実際、武闘派の集団だそうで、地元では「関わるな」と噂されているらしい(ソース:ヤクザwikiと2ちゃんねる……w)。
その2代目組長を務める笠岡氏は、同時に「大日本新政會」という政治結社の総裁を務めている。これは珍しいことではない。政治結社が暴力団の隠れ蓑となることはよくある話だし、そもそも右翼と暴力団は、威圧的で、保守的で、暴力的で、伝統を重んじるという価値観を共有しているから、両者を兼ねることに問題はないのだろう。
彼がバーニングの周防郁雄と仲違いをし、そのために彼との赤裸々な関係を告白している。
★ 大日本新政会
周防氏は「事実無根だ」などと主張しているが、ブログには周防氏の音声記録が残っているので、反論は難しかろう。
笠倉氏の主張によれば、周防氏が水野美紀を干した一番の理由は、ジャーナリストのホームページで芸能界の闇の部分を水野美紀からばらされたから、なのだそうだ。
★ 水野美紀に見るバーニングの裏側
「緊急にご相談したいことがあるのですが、十番に向かってよろしいですか!」と慌てふためいた周防社長からの連絡が入った。毎度のことながらヤクザ絡みのトラブルだろうとエフプラザ502で待っていた。
10分もたたないうちに周防社長が数枚の紙を持って飛び込んできた。
「会長、ちょっとやっかいな事がおこりましてねぇ、これを見て下さいよ。」
もちこまれた数枚の紙は、ネットに掲載されていた対談記事が克明に書かれており、日本のジャーナリスト、として有名な寺崎氏のホームページに「所属タレントが語るバーニングプロダクションの実態」として周防社長のことが暴露されていた。
「強制的な仕事ばかり」「暴力団との会食に同席させられる」「クスリを強要させられる、、、」等、あまりにも仰々しいスポーツ新聞のような内容に、水野美紀を一度銀座のレストランで見かけたことがある。細い体で華奢で地味な印象を受けた。ところが、武道を本格的に行っていたせいか、正義感が強く、おかしいことにはおかしいとはっきりと言う、芯の強い女性らしい。
「社長、三文記事ちゃうの?」
と問いかけると、周防社長は下を向いたままだった。その反応に私まで黙り込んでしまったのを覚えている。かなりの沈黙のあと周防社長が口を開いた、
「会長、なんとかこのホームページ潰していただけませんか?こんな事を堂々とかかれたら潰すしかありません。この女ごと殺してください、、、、。」
「殺してくださいって、社長どういう事や? 我々業界人にそんなこと軽々しく言うと勘違いされるで?」
周防社長は、また黙り込んだ。
水野氏がバーニングの悪徳三昧に耐えかねて告発、それが周防氏にばれ、激怒されたのがすべての事の発端となったのである。
最終的に笠岡氏が、周防氏と水野氏、そして「寺崎」氏の間を仲介し、双方が折れることで決着をつけた。水野氏は円満にバーニングを退社して、バーニングも水野の活躍の邪魔をしない、「寺崎」氏は該当記事をサイトから消す、という約束を取り付ける。
ちなみに、ここで「寺崎」氏と仮名で表記されている人物は、どうやら「突破者」として名高い宮崎学氏のことらしい。そうすると、水野美紀の告発が載っていたサイトとは、講談社のウェブサイト「MouRa」に、2005年2月から2006年12月末まであった、宮崎学責任編集のウェブマガジン『直言』のことだろうか。現在は閉鎖されているが、もしかしてこれが原因か?
ところが周防氏、水野氏独立の後は、裏から手を回して水野美紀がドラマなどには出られないように圧力をかけ続けた。笠岡氏の面目を丸つぶしにするとは、周防氏の胆力も相当のものなのだろう。
なるほどなぁ。これで一本の道がつながった。
ことの真偽は分からない。だが、たかだか女優の独立ごときに周防氏という芸能界のドンが出てきて、強硬に彼女の活躍に反対し続けた理由として、これだとスッキリする。
時間が経つと、これまで分からなかった謎が解けるもの。長生きはするべきである。
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