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【愛知】減税ナゴヤ幹事長辞任 在職3カ月、所属議員のヤジ引責河村たかし名古屋市長が代表を務める減税日本の市議会会派「減税日本ナゴヤ」の幹事長鈴木孝之議員が、十一月定例会での所属議員のヤジの責任を取り、幹事長を辞任したことが分かった。鈴木議員は、政務調査費の不正受給疑惑で幹事長を辞任した中村孝道議員の後任として九月に就任したばかりで、在職期間は三カ月。減税市議団は十二日に団総会を開き、新しい幹事長を決める。 問題とされたのは、六日の定例会最終日の本会議で、二〇一〇年の市議会解散請求(リコール)で使った受任者名簿を目的外の選挙活動に使わないことを確認する決議案採決の際のヤジ。田口一登議員(共産)が提案趣旨説明をする間、河村市長や減税市議団が抗議を続け、それに対抗する他会派のヤジで議場が騒然となった。 議会運営委員会は閉会直後に理事会を開き、減税市議団の富口潤之輔、山田真奈、余語冴耶香の各議員について「発言者への妨害行為」と追及。鈴木議員は三議員の謝罪や再発防止策を文書で提出することを約束した。 しかし、三議員は謝罪文の作成を拒否。十日の議運委理事会で、鈴木議員は各会派の幹事長らに対し「私の幹事長職の辞任で、所属議員の不規則発言のけじめをつけたい」として辞任を申し出て、団内で了承された。 議運委理事でもある田口議員は「ヤジとは相手の話を聞いて端的に反論するもの。私の発言中、議会事務局がマイクの音量を上げるほどで、すごい圧迫感だった」と振り返り、「こんなことは初めて。ヤジではなく妨害行為と言わざるを得ない」としている。 (沢田千秋) PR情報
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