フジタホーム > インフォメーション > ニュース > 維持管理不要でアオコの発生抑制と水質改善可能な浄化技術を確立 ~流入負荷の多い修景池で維持管理不要型フェスタ工法を実証~
発行日:2013年12月02日
実 施 日 | : | 2009年9月~ |
場 所 | : | 大厚木カントリークラブ桜コース(神奈川県厚木市) 11ホール修景池(水面積:2000m2、平均水深0.8m、最大水深1m) |
実 施 者 | : | 株式会社フジタ |
協 力 | : | 株式会社アコーディア・ゴルフ |
施設概要 | : | 水質浄化用植生浮島 約4m2/基×25基= 100m2 (水面積2,000m2の5%) 浮島植物:カキツバタ植栽18基、マコモ植栽7基 計25基 |
※1 | 保有コース133、契約コース4(11月30日現在)のほか、ゴルフ練習場等を擁する、日本最大手のゴルフ場運営・管理会社 |
※2 | 抽水植物:根が水中の土などの基盤の中にあり、茎や葉が水面から上に伸びている水生 植物 |
※3 | フェスタ工法:動力も薬剤も使用せず、多様な生物の共生により湖沼や池の水質を浄化する低炭素技術。植物プランクトンの増殖抑制機能の高いマコモ等の抽水植物やイトモ等の沈水植物を植栽した浮島(水質浄化用浮島)を使用し、透明度を改善しながら浮島周辺の水底に沈水植物群落を再生・拡大し水質を安定的に改善する。2005年からこれまでに実証試験など9件で浄化性能を確認している。 フェスタとは、Floating Island of Emerged and Submerged Vegetation(抽水植物と沈水植物の植生浮島)の略称。(登録商標) 維持管理不要型では、アオコの発生抑制機能・周辺の生態系への影響・景観に配慮して選定した抽水植物のみを使用して、刈取り等の維持管理を不要にした。 |
※4 | 沈水植物:植物体全体が水中にあり、水底に根を張っている水生植物 |
※5 | 隔離水域:遮水シートなどで部分的に水域内を囲った場所 |
※6 | 流入負荷:湖沼やため池などの水域に流入し、アオコの発生や水質汚濁の原因となる有機物や栄養物質 |
※7 | 計画手法:実施条件と水質改善目標に応じた施設の規模等の計画を行うノウハウ。水域内の物質循環と浄化機能を解析する手法(物質循環モデル)と過去の実証試験等のデータから統計学的に計算する手法の2種類を開発 |
※8 | 栄養レベル:植物プランクトンの増殖に必要な窒素・リン等の濃度水準 |
本ページに記載している内容は発表日現在のものです。
現時点で変更になっている場合がございますので、あらかじめご了承ください。