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福島第二原発 廃炉求める意見書初採択
12月11日 22時5分

原発事故のあと運転を停止している東京電力福島第二原発について、立地自治体の福島県富岡町の町議会は11日、第二原発の廃炉を求める意見書を採択しました。
福島県内の市町村の議会が第二原発の廃炉を求める意見書を採択するのは初めてです。

東京電力福島第二原子力発電所は、廃炉作業を進めている福島第一原発の10キロ余り南にあり、原発事故のあと、運転を停止しています。
第二原発の3号機と4号機が立地する福島県富岡町の町議会は、移転先の郡山市で11日に開かれた定例議会で、福島第二原子力発電所の廃炉を求める意見書について審議し、採決の結果、賛成多数で採択されました。
意見書では「原子力行政の在り方が疑問視されている現段階では、福島第二原子力発電所の再稼働について社会全体が理解を示すことは非常に考えにくい」などとして、国に対し、福島第二原発を廃炉とすることを求めています。
また「国策民営で進められてきたエネルギー政策に協力を惜しまなかった原発立地自治体であるが故に、原子力関連企業に従事していた町民が多い」などとして、地域の復興に向けて、原発関連産業に代わる新たな雇用の場の確保も求めています。
福島第二原発については福島県や県議会も廃炉を求めていますが、市町村の議会がこうした意見書を採択するのは初めてです。

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