米クレジットカード大手マスターカードの取締役会は、配当の83%引き上げや最大35億ドルの自社株買いなど株主に配慮した一連の措置を承認した。
さらに1株を10株にする株式分割も承認した。基準日の来年1月9日時点で株主名簿に記載されている株主は、1株につき9株の新株を受け取る。株主の持ち分は変わらないものの、幅広い投資家を呼び込める可能性がある。
マスターカードは、四半期配当を1株につき1.10ドル(株式分割後の基準では0.11ドル)に引き上げる。
アジェイ・バンガ社長兼最高経営責任者(CEO)は10日に発表文で、こうした措置は「同社の長期的成長と業績に対する自信に加え、株主価値をもたらすという継続的なコミットメントを反映している」と述べた。
新しい自社株買い計画は、前の20億ドルの自社株買い計画が終わった後に実施される。先の計画では5日時点で5億1400万ドル相当が残っている。
マスターカード株の10日終値は前日比0.63%高の763.61ドル。その後の時間外取引では一段高となり、終値比4.77%高の800.00ドルをつけた。通常取引終了時点では年初来で55%上昇していた。
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