アジア株:MSCI指数、3日ぶり反落-米緩和縮小探るムード
12月11日(ブルームバーグ):11日のアジア株式相場は下落。MSCIアジア太平洋指数が3営業日ぶりに反落した。市場には米金融緩和の縮小時期を探るムードが広がっている。
オーストラリアの銅生産会社OZミネラルズ は14%安と、約5年ぶりの大幅安。生産見通しがアナリスト予想を下回ったことが嫌気された。石炭生産で中国2位の中国中煤能源は香港市場で4.1%の下げ。中国政府が一部地域で石炭消費を抑制する方針を明らかにした。
MSCIアジア太平洋指数 は香港時間午後2時3分(日本時間同3時3分)現在、前日比0.7%安の139.80。
パーペチュアルの投資市場調査責任者マシュー・シャーウッド氏(シドニー在勤)は電子メールで、「リスク回避の波が市場全体を襲っている」と指摘。「緩和縮小をめぐる議論が現在の市場の唯一の焦点だ。私は、米連邦準備制度理事会(FRB)議長に指名されているイエレン氏が就任後数カ月が経過する前に縮小に踏み切る可能性は低いとの見方を引き続き維持している」と記した。
原題:Asia Stocks Fall as Investors Weigh Timing of Fed StimulusCut(抜粋)
記事に関する記者への問い合わせ先:シドニー Adam Haigh ahaigh1@bloomberg.net
記事についてのエディターへの問い合わせ先:Sarah McDonald smcdonald23@bloomberg.net
更新日時: 2013/12/11 15:53 JSTニュース一覧
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