Updated: Tokyo  2013/12/12 04:05  |  New York  2013/12/11 14:05  |  London  2013/12/11 19:05
 

香港株:ハンセン指数、1カ月ぶり安値-米中めぐる懸念で

Share Google チェック

  12月11日(ブルームバーグ):香港株式相場は続落。ハンセン指数が約1カ月ぶりの安値で終了した。このところの米国の経済指標を受けて米金融当局が予想より早期に刺激策を縮小するとの懸念が浮上したほか、中国指導部が開催中の中央経済工作会議で成長率目標を引き下げるとの観測が広がった。

中国工商銀行(1398 HK)が2.7%下げるなど本土の銀行株が下落。石炭生産で中国2位の中国中煤能源 (1898 HK)は3.9%安。中国政府が石炭消費を抑制する方針を示した。

チャイナ・モバイル(中国移動、941 HK)は3.2%安。同社の第4世代(4G)移動体通信網で利用される米アップルのスマートフォン「iPhone(アイフォーン)」に対する需要はそれほど大きくはないとの見方をバンク・オブ・アメリカ(BOA)メリルリンチが示した。

ハンセン指数 は前日比405.95ポイント(1.7%)安の23338.24と、11月15日以来の安値となった。ハンセン中国企業株(H株 )は2.7%安の11073.93。

KGIアジアのベン・クウォン最高執行責任者(COO)は電話取材に対し、「米連邦公開市場委員会(FOMC)で予想よりも早く緩和策が縮小される可能性が高まったことが、最近の経済指標から見て取れる」と指摘。「投資家は中国の中央経済工作会議にも注目している。成長率目標の引き下げが大方予想されている」と述べた。

原題:Hong Kong Stocks Close at Month Low on China, Fed TaperingBets(抜粋)

記事に関する記者への問い合わせ先:シンガポール Jonathan Burgos jburgos4@bloomberg.net;シンガポール Jasmine Ng jng299@bloomberg.net

記事についてのエディターへの問い合わせ先:Sarah McDonald smcdonald23@bloomberg.net

更新日時: 2013/12/11 18:37 JST

 
 
 
最新のマーケット情報を携帯でご覧いただけます。ぜひご利用ください。