Updated: Tokyo  2013/12/12 04:05  |  New York  2013/12/11 14:05  |  London  2013/12/11 19:05
 

中国株(終了):上海総合指数、1カ月ぶり大幅安

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  12月11日(ブルームバーグ):中国株式相場 は下落。上海総合指数がここ1カ月で最大の下げとなった。石炭株が売られた。来年の経済政策運営を決定する中央経済工作会議が開催されており、政府が来年の経済成長目標を今年より引き下げる可能性があるとの見方が広がった。

中国最大級の石炭会社、中国神華能源 (601088 CH)と中国中煤能源(601898 CH)が安い。大気汚染の深刻化を踏まえ、中国政府が来年の石炭消費を抑制する方針を示したことが響いた。

中国人寿保険(601628 CH)は3.9%安と、ここ1カ月の上昇率を14%に縮めた。中国平安保険(601318 CH)は3.4%安。    

上海証券取引所の人民元建てA株と外貨建てB株の双方に連動している上海総合指数 は、前日比33.33ポイント(1.5%)安の2204.17と、11月13日以来の大きな下落率を記録。上海、深圳両証取のA株に連動するCSI300指数は1.7%安の2412.76で引けた。

経済参考報は今月4日、政府が経済成長率目標を今年の7.5%から来年は7%に引き下げる可能性があると報じた。11日付の中国証券報は1面の論説記事で、政府は積極的な財政政策を段階的に取りやめるべきだと主張した。

精熙投資管理の王征最高投資責任者(CIO)は「政府が成長目標を引き下げるとの懸念があり、大型循環株の売りにつながった」と指摘した。

記事に関する記者への問い合わせ先:上海 Zhang Shidong szhang5@bloomberg.net

記事についてのエディターへの問い合わせ先:Michael Patterson mpatterson10@bloomberg.net

更新日時: 2013/12/11 17:00 JST

 
 
 
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