鼻中隔延長+I型シリコンプロテーゼの結果 【死ぬと言う患者⑤】
左のモニター画像が、3ヶ月以内に4回手術をやった4回目の鼻中隔延長+I型シリコンプロテーゼ手術の術直後のものです。 術前の私の不安に反して何とか結果は出せたと思いました。しかし組織が硬い状態で、癒着を剝したり鼻中隔軟骨部まで露出させ移植軟骨を取り付ける操作などに難しさがあり、手術時間もかかり、最初の腫れは相当でした。ですからこの術直後と約半年過ぎでは鼻の太さや鼻唇角が違って見えています。
この半年後の画像は 以前、当院の鼻中隔延長のHPの症例紹介2頁目に載せていましたが、半年過ぎれば鼻橋部基部の出方が控えめになり鼻唇角が小さくなって鼻先が下がった印象に変わっています(画像に術後半年超と黒字表示していました)。
外科手術の術後において待つという事は大事で、私は常々、形状の評価のためにはしばらく待たねばならず、万一再手術を行うにしても最低3ヶ月できれば半年以上待ってから行うべきです。と患者さんに言って来ました。彼にも再三同様に言い、実は当院の同意書にも、その様な文言は明記されており、彼はその同意書に毎回サインして来ました。ですが総じて、術後早々に再手術を希望され、それがどうしても待てない事を言われ、私は困惑しました。
死ぬ事、その遺書を書いている事、遺書の中身も一部具体的に告げられた事は、私にとって冥界を覗かされる様な異様な緊迫感を感じたものでした。今、彼はネット上で訴えていますが、この死ぬ事の詳細を書いて欲しいものです。