• たまには真剣にね
  • 別に批評家であるわけではないが、かつての「なろう論」であったり、カオセンに入る前に述べていたVRMMO問題やインターネット上のマナー、そしてエッセイとして掲載した『テンプレライス』のように、この「小説家になろう」というものを私はそれなりに考えている。

    以前からであるが「小説家になろう」に氾濫する作品や流行などに疑問を持つ者が多くおり、そうした人たちが持論でなろうユーザーに訴えており、定期的にそうした「意見」が掲載されている。それらを書く者は、どちらかなら「読み専」と呼ばれるユーザーたちに多い。彼らはいくつもの作品を読んで、現状を嘆くのだ。

    私はそうしたものを読むわけだがいざ感想を書こうと思うと顔をしかめてしまう。

    感想欄には、とても悲しい言葉の数々が書かれていた。 同情の言葉をかけたくなるほどだ。

    「書いてから言え」「ここは貴方の意見を述べる場ではない」「小説じゃないのにランキングに入ってて邪魔」「個人に言えよ」







    ( ゜д゜)ハァ?






    書いてから言え→そもそも小説とは誰かに見てもらい、評価してもらうものではないのだろうか。そして、書いたことのない素人目から見て問題があることが問題なのではないだろうか。

    貴方の意見を述べる場ではない→意見を発信するのはいけないことなのだろうか。小説家とは「エンターテイナー」であると同時に登場人物や設定で自身の意見を代弁させる「発信者」ではないのか。

    小説じゃないのにランキングに入ってて邪魔→では「エッセイ」「文学」のジャンルがなぜあるのか述べてくれ。

    個人に言え→問題があり、それを多くの人に知ってもらう努力はむしろ、誉められるべきではないのか。確かに個人の問題もあるが、それが他の人に当てはまらないかと言われればそうではないだろう。




    こんな、反論にもなっていない感想が書かれているのである。作者の意図が読めていない。読み専の彼らが、勇気と意思を以て書いたものを「なにしてんだよ」の一言で片付けるのである。もちろん、意見に問題がないとは言わないが……これはあまりにもひどくないか?

    こんなもの、まだまだ氷山の一角である。長く書くと愚痴になるのでやめよう。





    サイトのルールは我々ではなく運営が決めるものだ。誰かに出ていけだとか書くなとか言う権利は誰にもない。逆に、サイトのマナーや雰囲気、流行などは私たちが左右する。それを忘れているのではないだろうか。

    このサイトが不快な思いをする場所ではあってほしくない。時に真剣に考えさせられ、時に楽しくなり、時に感動する……それこそが小説であり、このサイトなのではないだろうか。

    自由とは責任であり、必要なのは自律である。

    批判はあって構わない。しかし誹謗であってはならない。

    カオセンの主格メンバーを登録している人ならわかるだろうが、彼らは数回、注意を呼び掛けている。彼らの優しさ……甘さでは決してないその気持ちを、無下にはするな。

    これは特定の個人に対するものではない。自分に対する戒めであり、みなさんへの呼び掛けである。

    このサイトを、もっと楽しい場所にしよう。私もいろいろ反省することもあり、今後はそう努力していくつもりだ。そのために、この活動報告を読んだ人だけでも協力してほしい。

    以上、カオセンジャーNo.49クリムゾン、ジョシュアでした!

  • 2013年 12月03日 (火) 19時19分

コメント

意味のない誹謗中傷は駄目だと思いますが、なかなか難しい問題ですね。

顔の見えないネットの中では、ある程度は仕方ないことかとも思います。

確か、なろうの禁止事項に誹謗中傷もあったはずなのですがね。

飛狼  [ 2013年 12月04日 (水) 20時02分 ]
間違ったところを指摘してくれたりするならまだしも、意味のない批判をするくらいなら読まなきゃいいのに、と思います.....

む、一瞬真面目になってしまいました。←
零零機工斗  [ 2013年 12月04日 (水) 00時31分 ]
●レイラさん

まったくその通りです。ネットの文章だとしても、それは文章なのだから読み方が変わるわけではないのです。むしろ、ネットだから軽んじる、という方がこの社会においておかしなことなのではないかと思ってます。

●れいちぇるさん

ジャンプマンガの『バクマン』では、読者の意見を究極まで反映して書いたマンガは最初は売れるもすぐに失速する話がありました。あれこそ、読者の意見を反映するかどうか、そして読者が作者に希望を強制させた結果なのだと思います。

エッセイに関しては……彼らはたぶん、意識して読んだことはないに違いないです。

カオセンは、ユーザーである真野氏と真坂倒氏が運営するなろう内のコミュニティです。

●仮面さん

たぶん「書いてから言え」というのは、「努力してないやつが努力してるやつに口出しするな」と本当は言いたいんです。でも、これこそ本当に間違いで、作者と読者の関係は努力してる人としてない人ではありませんから。
ジョシュア  [ 2013年 12月03日 (火) 22時53分 ]
お前が言うな

これはあくまでも相手がそういわれるほどの言動を行ったときだけであって、
それこそいわれるほどのことをなにもしてなければただの言いがかりですよね。

改善すべきところがはっきりと伝わる指摘はすごく嬉しいですよね。
希に「スタンスが……」と受け入れがたいものはありますけどね。
でもただ否定されてるだけだと辛いですよね。

自身の持つ、良心と自律心で言動と言うものは決めなければ行けませんよね。
歌士仮面  [ 2013年 12月03日 (火) 22時37分 ]
 わかるわー。
「お前が言うな」って言われても「だったら誰が言うんだよ」ってなるわー。

 誰が発言したってそれは一意見なのですから、それを封殺する大義なんてそうそうないはずです。「こう思うのが正当だと思うんだ!」と述べて議論、討論する事は大切だと思いますが、「俺の話だけ聞け」と言うような事を感想に送ってくるような輩は滅し去ってしまいたいですね(笑)。
 そのかわり投稿している内容が感想欄にわいた○○と同レベルの管まきになっていない事が前提でしょうけれど。

 エッセイって、筆者の体験を元に、感情や意見を述べた散文なわけですから、「投稿するな」って言う人の持っているエッセイの定義って何なのでしょうね?

p.s.カオセンジャーってなんですか? 時々お見受けするんですが・・・
ggrksって言われそうなのは分かりますけどっ
れいちぇる  [ 2013年 12月03日 (火) 22時20分 ]
少し長くてごめんなさい。思うことを、思うままに書きました。


批判は、OKです。非難や誹謗は、NGです。
少し厳しい言葉でも、相手を思いやり、それが相手に伝わるのであれば、OKです。ただ厳しいだけで、相手を謗り、あるいは相手を思いやったとしても、相手に伝えようと気をつけないのは、NGです。

意見は、自由です。作品への批評もまた、自由です。
でも、意見や批評と非難や誹謗は違います。作品への愛、作品への敬意、作者への感謝を忘れては、どんな素晴らしい言葉も非難や誹謗へと堕してしまいます。

「所詮、ネットの文章。愛や敬意が込められているかなんて、分かりやしないだろう」なんて、思えません。
愛や敬意なんて、目にはなかなか見えません。愛や敬意なんて、確かに伝わりづらいでしょう。
でも――いや、だからこそ、見えやすく、伝わりやすい。
見えにくいから、伝わりづらいから、皆は見ようとして、感じ取ろうとします。


今までに非難してしまった方へ。
改めて敬意を持って読んでみては如何でしょうか? 新たな世界が開けるかもしれませんよ。
霧谷レイラ  [ 2013年 12月03日 (火) 22時00分 ]
●雅紀さん

なろうの文学ジャンルは、文章に対する見方の話だと思います。

あと、気を付けるならここに書き込むコメントからにするのが常識ではないでしょうか?反省しているならば形だけでも見せるべきです。

●ベギンレイムさん

むしろ、創作者でない人が評価して初めて価値が生まれてくるものだと思います、「芸」というものは。なろうの作者はそれを知らずにいる人が多い気がしますね。

実際になろうの状況を問題視していて動いた人間に「お前が言うな」は、あまりにもひどい。作者も読者も等しく参加者であり、このサイトでは受け手なのだから平等です。
ジョシュア  [ 2013年 12月03日 (火) 21時52分 ]
色んな(極論から現実的な)意見がありますが、我々が今いる「小説家になろう」というサイトをより良くしようという思いは一緒のはずです。その思いを否定する人はそんなに多くないと思いたい。
「なろう」が死ぬその時は、きっと「なろう」の空気が見ていられないほどに淀んでしまった時だと思う。そうならないためにも、小説を読んでいるだけだから無関係ではなく、作者だけでなく、読者もどうすれば良くなるのかを考える必要があるのかもなー。まぁ読者にできることなんで良い作品に感想書くくらいしか無さそうですががが。

なんでも鑑定団の鑑定士達は、その様々な美術品を作れるプロなわけじゃない。しかし、その鑑定にケチを付ける人はそんなにいない。創作者でなくても、その作品を理解することはできる。

小説家になろうにエッセイというジャンルが存在する以上、誰かがエッセイで何を言おうと自由なわけですね。それに同意するか否かは結局読者次第。その妥当性は各自が判断するとして、我々は民主主義国家に住んでいるのですから、誰かがどんな意見を言ってもいい。それがインターネットの良いとこなのだから。それにケチを付けるってのは無粋ってなもんですよ。

まぁそういう人達には彼らがわかるかわからないかぐらいの皮肉で返せばいいと思います。
色々とまとまりのないコメでしたー申し訳ない。
ベギンレイム  [ 2013年 12月03日 (火) 21時20分 ]
文学も小説ちゃうん?え?あれ?俺もしかして重大な勘違いしてる?

ども。注意を受けたやつでーす←

今後は気をつけます。まぁ手遅れだけどね!
雅紀  [ 2013年 12月03日 (火) 21時19分 ]
●足軽さん

真面目wwww

小説家になろうは、利用規約はありますが、ほとんどを私たちの自由にやらせてくれています。逆に言えば、どこまでやっていいかは自分で律しなければならないのです。

●義妹

批判って本当は、そは批判の先に改善の余地があることを示さないといけないと思います。だから悪い点をあげるだけでなく具体的な改善策を提示してほしいですよね。
ジョシュア  [ 2013年 12月03日 (火) 21時09分 ]
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