参院靴投げで逮捕の男 「救援運動」に反対派も異議
- 2013年12月11日 15時20分
- 提供:アメーバニュース/政治・社会
特定秘密保護法案が参議院で審議された12月6日、参院本会議では同法案に反対する男が傍聴席から靴を投げ入れるというハプニングが起きた。男はその場で取り押さえられ、警視庁麹町署は7日に威力業務妨害の疑いで男を現行犯逮捕したことを発表した。
この逮捕について、同法案に反対する一部の人たちが「12.6秘密法国会傍聴者弾圧救援会」を設立。今回の件が不当逮捕だとし、即時解放と不起訴を求める救援カンパと抗議声明への賛同を呼びかけており、「これは明らかに秘密法成立後の最初の弾圧と言うべきものです」と表現した。
しかし、同法案に反対する人たちからも、この「靴の投げ入れ」行為と、その「救援運動」については異議が出ている。ある共産党支持者はツイッターで議会中の議場に靴を投げ入れることは「言語道断の暴力行為」「逮捕容疑は威力業務妨害であり、なんら不当なものではない」との認識をコメント。
さらに「たとえ不満であろうと議会運営を暴力行為によって妨害するとは、テロそのものではないか」と意見した。
民主党の金子洋一参議院議員も同法案の採決において反対票を投じているが、今回の件ついて「こういう行為は本当に困る。言論を暴力で封じようとするものであるし、また、特定秘密保護法可決のプロセスを批判するわれわれとこんな人とを意図的に一緒くたにする人々もいる」と述べている。
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成立して悔しい気持ちは分かるけど、靴を投げて妨害するのは別問題だよ。