■ブログ論争　個人的まとめ4

http://anond.hatelabo.jp/20131211124543 の続き。

そのオカシなブログの書き方がはてなユーザーから盛大に叩かれ、サードブロガーたちは悲鳴をあげた。

今のスタンスではてなブログで書き続けてると、潰れるだろうなと思った話

http://geriharawatako.hatenablog.com/entry/2013/12/07/%E4%BB%8A%E3%81%AE%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%81%A7%E3%81%AF%E3%81%A6%E3%81%AA%E3%83%96%E3%83%AD%E3%82%B0%E3%81%A7%E6%9B%B8%E3%81%8D%E7%B6%9A%E3%81%91%E3%81%A6%E3%82%8B%E3%81%A8

「釣り記事」じゃないのに「釣り記事」ってゆわれる(´･_･`)

http://dshocker.hatenablog.com/entry/2013/12/09/193914

誤読解説"黒っぽいレトリックを駆使してPVを稼いでいるブロガーは、どこでブログを書いてもウンコまみれになるのでは"

http://topisyu.hatenablog.com/entry/2013/12/10/122724

ブコメへの返信とか、twitterでdisられた話のネタバレとか

http://meerkat00.hatenadiary.jp/entry/20131206/1386339615

ブログ更新の気力を失ってました

http://sclo.hatenablog.com/entry/2013/12/06/133410

これらの悲鳴をやまもといちろうはバッサリと切り捨てる。

打たれ弱い奴はブログとか辞めたほうがいいんじゃないですか(山本 一郎) - 個人 - Yahoo!ニュース

http://bylines.news.yahoo.co.jp/yamamotoichiro/20131208-00030458/

やまもとは2ちゃんねる畑で育ったマッチョ（妖怪）なのでかなりストレートに、身も蓋も無く言及している。

『ブログを読みにいきました。まあ、確かに話が長くて面白くないですね。』

『「心折れました」とか言っているのはヘタレ以外の何者でもないと思いますね。』

確かに同意できるが、サードブロガー特有の、あの「批判に対する過剰反応」は、強い弱いの問題では無い気がするのだ。

私は「ブログ論争　個人的まとめ2」でサードブロガーたちを

「自分の心や思考を文章に変換」することができない、またはそういう訓練を受けてないだけの人たち

と言ったが、彼らが自分のブログ・文章を批判されると凄く傷ついてしまうのは、

彼らにとって、「自分のブログ・文章」は、「自分そのもの」だからなのではないかと思っている。

対してやまもとのような古参民は違う。「　自分の信念・感情・思考　→　（変換）　→　自分の文章・自分が提出したデータ　」にしている。

サードブロガーは生身で戦って、それ以前のブロガーはジョジョのスタンドで戦っている感じである(ジョジョよく知らないけど)。

だから、古参民は（比較的）傷つきにくいのではないか。

そう、批判に対して強い弱いの問題ではなく、本人が戦ってるのか、それとも本人の操縦する人形(自機)で戦っているのか、という違いなのだと私は思う。

ネットがソーシャル化しているのだろうね。単なる情報のやり取りではなく、発信者の人格も加味しなくてはいけない。

否定の意見を書き込む際に他人の意見も尊重しなくちゃいけないのは煩わしいわな。

http://b.hatena.ne.jp/ponomakarera/20131208#bookmark-172404678

また、私は、我々は、つまり古参ネット民は、インターネット上で「情報のやり取り」をしていると思っている。

あくまでもデータの交換なのだ。そしてデータの交換の際に、少しずつ少しずつ、人々の人格や嗜好が垣間見えてきて、

それが面白いのだ。「人間」を発見する瞬間なのだ。

しかしどうも新参ネット民やデジタルネイティブはそうではないようなのだ。

彼らはまず自分の人格・個人をババーン！と世界に大公表して、それから情報のやり取りを始めるのではないのだろうか。

そうすると、まず彼らがしたいのは個人情報の交換や「人格の承認」「思いやり」「同調」「共感」なのではないのか？

そこでとりあえず承認欲求を安定させておいて、さぁこれからデータのやり取りだ！と思っているのかもしれない。

だとすれば、私とサードブロガーは全く違う価値観の下で争っていたことになる。

データのやり取りをしたい、そしてその営みの中で徐々に相手を理解していきたいはてなユーザーと、

まずは自己開示ダンスを始めたいサードブロガーが噛み合うわけが無いのである。

さぁ、どんなデータ（情報）を提示してるのかな、とやまもといちろうがサードブロガーのブログに行ったところ、

サードブロガーはそこで延々と自己紹介と近況報告をしているので、まぁやまもととしては「つまらん」としか言いようがないだろう。私もそうだ。

つまり、「我々」と「サードブロガー」はコミュニケーションができないのである。

それはこれにも表れている。

某ブロガー、持ち上げられすぎでは

http://anond.hatelabo.jp/20131210234334

トピシュ氏のやっていることも正直に言ってサードブロガーの典型そのまんまである。

自分が書いた記事の誤読解説をどや顔で書いてるのみて、びっくりしたわ

自分ははてなを愛してるんだ！行間読めばわかる！って、そんなこと読み取ってやるほどほかの人は暇じゃないから。他人は自分のファンじゃないし、

好意的に読んでもらえないのが当たり前ですよ。人に客観的な視点で文章添削されたことないのかな

文章を誤読されたら、相手の誤読を怒るのではなく、どうすればもっと自分の真意を汲み取ってもらえるかの努力をするべきである、と偉そうなことを考えてしまう。

「文章」のやり取りはそうあるべきである。現実世界では、お喋りのコミュニケーションでは、私の主張するそういうやり方こそが「誠実さが無い」

と女性から叱られる類のものだが（真意はどうでもいいのよ＆言い訳しないで）、少なくともインターネットでは、真意を汲み取ってもらう努力をするべきである。

そして、自分の文章が批判されようが、それは自分の提供したデータが批判されただけであり、自分の人格が批判されたということではない。

私とサードブロガー的な人間の間でどうも断絶がある、コミュニケーションがとれないと感じていた理由がやっとわかった。

コミュニケーションの種類が根本から違うのである。

これからのインターネットでは、果たして私のような感性の人間が勝つのか、それともサードブロガーが勝つのか、

これからも興味深く、妖怪としてインターネットを見守っていきたい。

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