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子どもの「ロコモ」検診実施
12月11日 19時37分

運動機能が低下し自立した生活が送れなくなる危険性が高い「ロコモ」と呼ばれる運動器症候群は中高年特有の症状とみられてきましたが、子どもにも少なくないことが分かり、埼玉県北本市で園児を対象にした検診が行われました。

「ロコモティブシンドローム=運動器症候群」は、運動機能が低下し自立した生活が送れなくなる危険性が高い状態で、これまで中高年特有の症状とみられてきました。しかし埼玉県の医師グループが就学前の子どもを調査した結果、運動機能が低く基本的な動作が出来ない子どもが少なくないことが分かりました。
こうした子どもは転びやすかったり大けがをしやすいということで、埼玉県医師会は早期に対策を施していこうと11日、北本市の幼稚園で園児を対象にした検診をしました。
検診ではしゃがみこめるか片足立ち出来るかなど基本動作18項目を調べたうえで、保護者に食事や運動などの改善策を指導しました。柴田輝明医師は「子どものロコモは運動不足や食生活の乱れなどが原因とみられ、大けがをしやすく早期発見して改善する必要がある」と話していました。
医師グループは、検診の結果などを日本整形外科学会で公表するなどして、対策を呼びかけていきたいとしています。

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