昨今ではメモリも安価でそこそこの容量を積めるようになってきたので、メインメモリを無意味にたくさん積んでる人もいると思いますが、
普通の用途的には4Gほどもあれば十分なので、余ってるメモリをRAMディスクにして、パソコンを快適にするのがオススメです。
RAMディスクとは
RAMディスク(ラムディスク)は、Random Access Memory(ランダムアクセスメモリ、RAM)によるストレージである。
RAMディスク – Wikipedia
簡単に言うと、PCに搭載されている高速なメインメモリをストレージ化したものらしいです。
主な用途としては、ブラウザやOSのキャッシュを置いたりするのに使われることが多いようです。
メモリは揮発性なので、パソコンの電源を切ったりすると内容がリセットされますので、
それほど大事なデータでないキャッシュや一時的なファイルを置くのに適しています。
SSD/HDDより数倍高速に読み書き可能なのでよくアクセスするファイルなどを置いておくのもおすすめです。
僕の場合は、余計なデータをSSDにあまり書き込みたくないのと、気楽に使える領域が欲しかったのもあり、今回RAMディスクを作成してみました。
今回使ったソフトウェアは「Dataram RAMDisk」という、無料版で4GまでのRAMディスクを作成できるソフトをつかいました。
無料版では作成できる要領は少ないですが、64bitにも対応しています。Windows8でも使えるようです。
自己責任で使用してください。
「I accept the license agreement」にチェックを入れ規約に同意し、「Next」を押します。
インストールするフォルダを選択します、デフォルトのままでいいでしょう。
インストールします、インストールには管理者権限が必要です。
RAMDisk.exeを実行します。
「Setting」タブ中の、「Disk Size」をRAMディスクにしたい容量に設定します。
「Unformatted」にチェックを入れ、「Start RAMDisk」を押して、RAMディスクを作成します。
しばらくすると、RAMディスクが作成されますが、この状態ではまだRAMディスクは使えません。
「このデバイスソフトウェアをインストールしますか」と確認が出る場合がありますので、インストールを押します。
スタートメニューの「コンピュータ」を右クリックし「管理」→「コンピュータの管理」を開きます。
「コントロール」→「システムとセキュリティ」→「ハードディスクパーティションの作成とフォーマット」からも開けます。
左のメニューから「記憶域」→「ディスクの管理」と開き、未割り当てになっている領域を探します。
「新しいシンプルボリューム」をクリックし開きます。
初期化の必要があると確認が出る場合がありますが、そのまま初期化して大丈夫です。
「次のドライブ文字を割り当てる」で、好きな文字を割り当てます(今回はRAMディスクなのでR)
「このボリュームを次の設定でフォーマットする」にチェックを入れます
ファイルシステム: NTFS
アロケーションユニットサイズ: 既定値
ボリュームラベル: 適当に
「クイックフォーマットする」にチェック
「次へ」を押すとフォーマットが開始されます、すぐに終わると思います。
以上で、コンピュータ上にRAMDISK(R:)が作成されたとおもいます、
次にTEMPファイルを作ってみましょう。
作成したRAMディスク上にファイルやフォルダを作っても、メモリは揮発性なので、PCの電源を切るたびに中身が消えてしまいます。
いちいちTEMPフォルダなどを作るのは面倒なので、起動時に自動的にフォルダを作ってくれるように設定します。
まず、RAMディスクにTMEPフォルダのみを新規作成します。
RAMDisk.exeを起動します。
「Load/Save」のタブに移動し、TEMPフォルダを作った状態で「Save Disk Image Now」を押して、ディスクイメージを作成します。
ディスクイメージを保存するとき、TEMPの内容や、ブラウザのキャッシュなどのデータを置いておくと、それも保存されてしまい、次回の起動時に読み込んでしまうので注意が必要です。
保存が終了したら、「Load Disk Image at Startup」にチェックを入れます。
これで、次回の起動時にTEMPフォルダだけが作成された状態で、RAMディスクを起動できるようになりました。
もし、パソコンの終了時に、RAMディスクの内容を消したくない場合は、「Save Disk image on Shutdown」にチェックを入れましょう。
以上で、RAMディスクの作成は終了です。
僕はブラウザのキャッシュやTEMPファイル、pagefile.sys(仮想メモリ)などをRAMディスクに置いてます、
パソコンの終了時に勝手に消えてくれるので快適です(^^ゞ