プロレス大賞全日勢ゼロ…諏訪魔の胸中
2013年12月11日 16時00分
東京スポーツ新聞社制定「2013年度プロレス大賞」で、全日本プロレスは6年ぶりに受賞者ゼロに終わった。エースの諏訪魔(37)は10日、「しょうがない」と無念の胸中を明かした。
全日勢には悪夢のような選考結果となってしまった。諏訪魔自身は潮﨑豪との3本勝負(7・14後楽園)が年間最高試合賞に、ジョー・ドーリングとのコンビが最優秀タッグ賞、個人では敢闘賞にノミネートされたが、1度目の投票で全て落選。3冠ヘビー級王者の曙は殊勲賞、潮﨑が技能賞の決選投票までもつれ込んだが、両者とも1票差で涙をのんだ。
諏訪魔は「プロレス大賞はいかに業界を盛り上げたかを評価するものだと思う。全日本プロレスはネガティブから入ってるから。分裂から始まって、こうなってしまうのはしょうがない。業界に迷惑をかけてる。文句を言う気もない」と冷静に現実を受け止めた。
諏訪魔が指摘したように、今夏に起きた団体の分裂騒動はイメージを急激に悪化させた。選考委員会では「プロレス界の分裂は犯罪」との過激な発言が飛び出すほどだった。
屈辱的結果に納得しても、このまま低迷するわけにはいかない。「ここまで落ちたら、あとは上がるしかない。団体が上がる光は見えた。最強タッグで宮原(健斗)が急成長したのは認める。選手もフロントも一つになって、来年は何か賞を取れるように頑張るだけだよ」
リング上は潮﨑率いる「Xceed」やKENSOの暗黒軍団「ダーク・キングダム」が誕生するなど活性化。会場の活気も少しずつながら取り戻しつつある。無冠の屈辱をバネに、全日プロは総力を結集して猛奮起するしかない。
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