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柴田2冠に挑む 村田に完敗から1カ月

東洋太平洋ミドル級王者の柴田明雄(右)は日本同級王者・中川と両王座をかけて激突
東洋太平洋ミドル級王者の柴田明雄(右)は日本同級王者・中川と両王座をかけて激突

 プロボクシングの第35回チャンピオンカーニバル対戦カードが10日、都内で発表された。来年1月から同4月まで計14階級で日本王座戦が開催される。東洋太平洋ミドル級王者の柴田明雄(32=ワタナベ)は3月1日、日本同級王者・中川大資(36=帝拳)と両王座をかけて激突。今年8月、ロンドン五輪同級金メダル村田諒太(27=三迫)に2回TKO負けして以来の再起戦となる。

 柴田は普段、試合後1週間で動く。今回は決断するまで約1カ月休んだ。村田には「のみ込まれた」と完敗し「ベッドで天井を見上げる日々。続ける理由が見つからなかった」。引退も考えたが「あの試合をバネに、東洋レベルから出たい」とやる気を絞り出した。

 すべてを一から見直し、フィジカル、ウエートトレにも真剣に取り組んだ。6月には絵莉夫人と結婚していたが、10月には挙式した。「年も年なんで、負ければ引退します」と、決意を胸に2冠戦に臨む。

 中川とは再戦となる。前回は昨年6月。日本スーパーウエルター級王者に判定勝ちし、王座に返り咲いている。「本来の足を使いつつ、今度は倒したい」。将来に村田と再戦を問われると「恥ずかしくて言葉に出せない」と言った。4本目のベルトを手にすることで、いまだ引きずるショックを振り払いたい。

 ◆チャンピオンカーニバル 日本プロボクシング協会主催による日本王者の指名試合シリーズ。第1回大会は日本ボクシングコミッション創立25周年となる77年12月、4日間にわたって開催。第7回以降は主に1月~4月にかけて各興行で開かれ、各階級の日本王者が原則として同級1位、または世界ランカーの挑戦を受ける。08年からは日本王座挑戦権決定トーナメント「最強後楽園」の優勝者が挑戦するケースが主流。来年で35回目の開催となる。

 [2013年12月11日9時17分 紙面から]

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