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川内村 住民帰還へ就職面接会
12月5日 21時5分

原発事故で避難した住民の多くが戻っていない福島県川内村で、住民の帰還を促そうと村に誘致した企業などが参加した合同の就職面接会が開かれました。

これは、避難を続ける住民の雇用を確保して帰還につなげようと、川内村などが初めて企画しました。5日は、村の施設に、原発事故のあとに村が誘致した野菜工場や家具製造工場をはじめ7社が集まり、企業の採用担当者が業務内容などについて説明しました。
川内村では、原発事故のあと、一時すべての住民が避難しました。およそ3000人いた住民のうち今も2割ほどしか戻っておらず、住民の意向調査では「仕事がないので戻らない」と答えた人は少なくありません。
一方で、企業側も帰還した住民が少ないため従業員の確保が難しく、この日も20人を超える求人に対して集まったのは10人余りでした。
参加した野菜工場の社長は「人が集まらず工場の稼働率を上げられなくて困っている。
避難している人もぜひ採用して戦力になってもらいたい」と話していました。
川内村の遠藤雄幸村長は「今後、福祉施設や商業施設の開設計画もあるので、ぜひ村に戻って働いてほしい」と話していました。 

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