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シンガポール首相「各国が合意努力を」
12月10日 4時0分

シンガポール首相「各国が合意努力を」
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TPP=環太平洋パートナーシップ協定について、シンガポールのリー・シェンロン首相はNHKとのインタビューで、「各国は信念を維持し、緊張感を保ち続けるべきだ」と述べ、年内に交渉を実質的に妥結できなかったとしても、各国が合意に向けた努力を続けるべきだとの考えを示しました。

TPPの閣僚会合を主催しているシンガポールのリー・シェンロン首相は9日、首相府でNHKのインタビューに応じました。
この中でリー首相は、関税撤廃の分野について、日本がコメや麦など農産物5項目の例外を求めていることについて、「最終的に関税はすべての品目で撤廃され、例外は認めないというのがほとんどの国の考えだ」と述べ、日本に対して、関税の撤廃を求めていく考えを示しました。
一方で、リー首相は交渉全体の中で「知的財産」や「国有企業と民間企業の競争条件」などの分野で、現在も交渉が難航していることを認めたうえで、「合意を得るために各国は現実的になり、修正を図っていかなくてはならない」と述べました。
そのうえで、リー首相は「各国は信念を維持し、緊張感を保ち続けるべきだ」と述べて、年内に実質的に妥結できなかったとしても、各国は合意に向けた努力を続けるべきだとの考えを示しました。

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