「人生いろいろ」苦労するとがんになりやすい?
2013年12月11日 08時00分
【イケメンドクター・吉田眞の医学情報のウソ!ホント?】
島倉千代子さんはむしろ「がんになりにくい体質」だったのではないかと思います。大物歌手として晩年まで活動し続けた場合、日常的に“歌うことによるストレス解消”が行われることになります。歌うことで無意識のうちにストレスを発散し、多くの人の前に立つことで交感神経も活性化。ブレス(息継ぎ)によって十分な酸素が全身くまなく行き届き、体中の免疫機能は自然と高まります。したがって島倉さんの体にがん細胞が発生したとしても、よほどタチの悪いモノ以外、高い免疫力で排除できていたと考えられます。
島倉さんを襲った2つのがんのうち、遺伝的にマイナス要因の強い乳がんは手術で完治しています。もう一方の肝臓がんは、よりタチが悪かったと言えるでしょう。
肝臓がんの原因の大半はC型肝炎です。そのウイルスには、輸血や入れ墨の針など、血液を介して感染します。島倉さんがどんな人生を送ってきたか分かりませんが、波瀾万丈の年月を過ごしたとするのなら、最後に肝臓がんに行き着いても不思議ではないのです。
☆よしだ・しん=総合診療科医を経て、現在は精神科医。非常勤医師として、刑務所、少年院、ホームレス支援施設、高齢者の在宅診察などに従事し、精神医療のディープな部分につかる。2009年にはラジオパーソナリティーを務めた。
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