蹴球探訪
恩師セフ・フェルホーセンさんが語る本田圭佑(12月2日)
トップ > 中日スポーツ > サッカー > 紙面から一覧 > 記事
【サッカー】俊輔 MVP 史上初の2度目!最年長2013年12月11日 紙面から
俊輔、最年長&史上初2度目のMVP−。2013年のJリーグで活躍した選手を表彰するJリーグ・アウォーズが10日、横浜市内で行われ、最優秀選手賞(MVP)には横浜F・マリノスMF中村俊輔(35)が選ばれ、13年ぶり2度目の受賞となった。2度目は初めてで、優勝チーム以外からは鹿島が優勝した07年のポンテ(浦和)以来。中村は3度目のベストイレブンも受賞した。新人王にあたるベストヤングプレーヤー賞はC大阪のFW南野拓実、最優秀監督賞は広島の森保一監督が2年連続で受賞した。 優勝を逃し、号泣した最終戦の泣き顔はない。「うれしい気持ちと感謝の気持ちがある」と俊輔。さらに2011年に34歳の若さで亡くなった元横浜MのDF松田直樹さんについても「彼なしに今の自分はいない」と感謝を表した。多くの人に支えられて手にした最年長MVPだ。 選手、監督の得票はベストイレブン選出選手で唯一、200票を超えた。あと1歩、優勝に届かなかったが、俊輔の史上初となる2度目のMVP受賞は当然だった。 今季、俊輔は優勝を「ラストチャンス」と位置づけて戦ってきた。「少し上からみたいな言い方になるけど、優勝したかったし、優勝させたかった。力不足だったけど、このMVPはこの年齢になってももっと上にいける力があるかもという自信になった」と振り返った。 「チームが勝つためにやってきたことがこのMVPになった。メンバーが変わるかもしれないし、新しい選手がくるかもしれないけど、優勝を目指したい」と俊輔。来季に向けてまた走りはじめる。左足から繰り出されるパスでゴールをアシスト。無理に奪いにいけばファウルになり、自らが必殺のFKを決める。マークが緩ければ危険な場所にボールを運んでいく。中盤の支配者。相手チームにとってこれほどやっかいな選手はいない。それでも「司令塔としてはもっとアシストを増やして15ゴールくらい取りたい」とさらに高い目標を設定した。 「悔しいという気持ちがある限り、年齢に関係なく伸びる余地はあると思う。こんなにチームが一体化する経験なんて自分の中でも数回しかない。若い選手にもそんな感じを味わってほしい」。来年は36歳。しかし、俊輔はまだまだ高み目指してプレーを続ける。 (荒川敬則) PR情報
おすすめサイトads by adingo
|
|