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【大リーグ】

メッツGM、松坂との再契約示唆 先発4、5番手か

2013年12月11日 紙面から

 【レークブエナビスタ(米フロリダ州)穐村賢、大城和美】松坂は来季もメッツ!? メジャー全30球団のGMら補強責任者、選手代理人らが一堂に会し、来季のチーム編成に向けた交渉、会談などを行うウインターミーティングが9日(日本時間10日)、当地で4日間の日程で始まり、メッツのアルダーソンGMが松坂大輔投手(33)=メ軍からFA=との再契約を検討中と明かした。先発4、5番手候補で、来季も“メ組の人”となる可能性がにわかに高まった。

 先発投手の補強を今オフの課題に掲げるメッツのアルダーソンGMの口からこの日、はっきりと「松坂」の名が出た。

 「彼の代理人と本格的な交渉をしているわけではないが」と前置きしつつも、先発ローテーションの4、5番手候補として補強リストに載っていることを明言した。

 松坂は今季開幕前にインディアンスとマイナー契約。傘下3Aコロンバスでメジャー昇格を目指したがかなわず、8月に契約解除を申し入れ、イ軍を自主退団。ほどなくメ軍とメジャー契約を結び、先発ローテーションの一角を占めた。

 今季は登板7試合で3勝3敗、防御率4・42、33奪三振に終わったが、3連勝した最後の3試合に限れば、いずれもクオリティー・スタート(6イニング以上&自責3以下)で、防御率1・31。終わりよければ…で、日本通のコリンズ監督をはじめ、同GMとメ軍首脳陣も早い段階から「来季もメッツで」という姿勢を示していた。

 メ軍の“お家事情”も松坂残留を後押ししている。ナ・リーグで今季3位の防御率2・27を誇った右腕ハービーは今オフ、断裂した右肘靱帯(じんたい)の修復手術を受けて来季は全休。今季23試合に先発登板した右腕ヘフナーも8月に同様の手術を受け、来季の構想からは外れている。

 先発で計算できるのは左腕ニース、ウィーラー、ジー両右腕の3枚のみ。コローンら有力FA投手を獲得しようにも、補強予算は潤沢とはいえず、来季オプションを一度破棄したベテラン左腕J・サンタナとの再契約も視野に入れざるを得ない状況だ。

 2006年オフにメジャー挑戦を表明した際にはポスティングシステムによってレッドソックスが約5111万ドルで交渉権を落札したが、今の松坂獲得に大枚は不要。わずか7登板ながらメ軍にしてみれば“入団テスト”も終了しており、獲得に伴うリスクが低い。来季も背番号「16」でメ軍の一員−。路頭に迷いそうになった昨オフとは異なり、今季は道筋がはっきりと見えている。

 

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