5年間の防衛費増額へ
安倍政権は10日、2014年度から5年間の防衛予算の大枠を定めた中期防衛力整備計画(中期防)の総額を、11年度からの中期防の総額約23兆5千億円よりも増額させる方針を固めた。沖縄県・尖閣諸島をめぐる中国との対立や、北朝鮮の核・ミサイル開発など安全保障環境の変化に対応する狙い。
増額の幅について、防衛省は「尖閣諸島を日本独自で守り抜く体制を整える」(幹部)として、約24兆9千億円を要求している。財務省は絞り込みを求めて約23兆9千億円を提示し開きがある。政府内の調整が続いている。
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