インターネット通販サイト「楽天市場」で他人のポイントを盗んで電子マネーに交換したとして、中国人の男が県警に不正アクセス禁止法違反などの疑いで逮捕された事件で、この男が「電子マネーで紙おむつを大量に買い、中国に輸出した」と供述していることが、県警への取材で分かった。
男は各務原市那加前洞新町、大学生孫路路容疑者(24)。県警の調べに「日本製の紙おむつは中国で高く売れる」と説明しているという。
県警は、中国に紙おむつを買い取る業者がいたとみて、送り先などを捜査している。
孫容疑者は六月二十七日に兵庫県尼崎市の男性(41)のIDとパスワードを使い、八千四百円分のポイントを電子マネーに交換した疑いで、八日に逮捕された。
八十万人分のIDとパスワードをネットで知り合った中国人から買ったことを認めており、県警は二百五十人の計三百万円分のポイントが無断で電子マネーに交換されて使われたとみている。
この記事を印刷する