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最終更新:2013年12月10日(火) 5時7分

特定秘密保護法で安倍首相「丁寧に説明すべきと反省」

 安倍総理は会見で特定秘密保護法に対する国民の懸念が根強いことについて、「私自身もっと丁寧に説明すべきだったと反省している」と述べ、国民の懸念を払拭するため今後も丁寧に説明していく考えを強調しました。

 「厳しい世論については、国民の皆さまの叱声であると謙虚に真摯に受け止めなければならないと思います。私自身がもっともっと丁寧に時間を取って説明すべきだったと反省も致しております」(安倍首相)

 安倍総理は会見で特定秘密保護法について、「今ある秘密の範囲が広がることはない。一般の方が巻き込まれることも決してない」と強調したうえで、「今後も国民の懸念を払拭すべく丁寧に説明していきたい」と述べました。

 また、日本版NSC=国家安全保障会議の事務局となる「国家安全保障局」の初代の局長に、谷内内閣官房参与を起用する意向を正式に表明しました。

 一方、中国による東シナ海上空での防空識別圏の設定に関連して安倍総理は、不測の事態を回避するため、「防衛当局間の連絡メカニズムの運用を早期に開始するよう中国側に働きかけていく」という考えを示しました。

 「(国会法改正について)わが党として見解をなるべく早く、来年度予算の成立後に審議できるということを目指し」(自民党 石破茂幹事長)

 自民党の石破幹事長は、秘密の指定などを監視する組織を国会に設置するための国会法の改正について、来年度予算が成立した以降に国会で審議入りを目指す、という考えを示しました。

 また、国会法の改正について、自民・公明両党と日本維新の会・みんなの党の4党で協議していきたい、という意向を示しました。(10日00:39)

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