フィギュア：キム・ヨナ、来年1月に韓国選手権出場か

　2連続で五輪フィギュア金メダルを狙うキム・ヨナ（23）が来年2月のソチ冬季五輪に先立ち、もう一度試合に出場し、最終チェックをすることになりそうだ。

　先週末、クロアチアで開催されたフィギュアスケートの国際大会、ゴールデンスピンで優勝（204.49点）したキム・ヨナは9日に帰国し、記者会見で「練習のときにいくらうまくできたとしても実戦の経験が重要。（大会に）出場することになるなら、韓国選手権ではないかと思う」と語った。第68回フィギュア韓国選手権は来年1月3日から5日まで、京畿道高陽市のオウルリムヌリ・リンクで開催される。

　だが、キム・ヨナは2014年4大陸選手権（来年1月20日－26日、台湾・台北）には出場するつもりがないと話している。試合にもう一度臨む際に伴う精神的・肉体的ストレスを和らげるには少なくとも1－2週間必要だが、4大陸選手権は時期的に五輪開幕（来年2月7日）に近いため、と説明している。

　キム・ヨナは昨年12月にNRW杯（201.61点、1位）で1年8カ月ぶりに復帰、今年1月の韓国選手権に出場し、韓国代表資格を得た。韓国選手権のフリーではノーミス演技を披露、NRW杯で明らかになったいくつかの問題点を修正してきた。キム・ヨナは3月に行われた世界選手権で歴代2位に相当する218.31点を出し、金メダルを手にした。

　キム・ヨナは「今回（ゴールデンスピン）もミスをしたが、最後まで集中できた。もしもう一度試合でノーミスの良い演技ができれば、五輪に向けて自信が付くのではないかと思う」と語った。

　また、ショートプログラム（SP）の衣装をめぐりファンの間で賛否両論が巻き起こっていることについては「衣装も大切だが競技力の方が重要。衣装はあまり気にしなくてもいいと思う」と述べた。