活動報告通り今日は二話更新になります。
無駄に長いですが申し訳ない。
教会の参列者。
そして、領主の部下の警備の者。
それらが半ばパニックになりながら、その悪い魔法使いの一挙手一投足に注目していた。
「私のあだ名は知っていますね? なら、もちろんこの杖の先の魔法が何かも知っていますね? 先に言っておきますが、この魔法を制御し続けるのにはかなりの精神集中を必要とします。……突然不意を突かれて制御を失えば、ボンッ! ってなります。そこら辺を良く注意して掛かってきなさい」
要約すると、ちょっとでも手を出したら制御失って爆発するから、それでもいいなら掛かってこいやと言っている。
悪い魔法使いの名に恥じないお見事な脅迫ぶりだ。
顔を引きつらせ、遠巻きにめぐみんを囲む警備の人達。
真っ先に突っ込んで行ったダクネスと揉み合っていた、教会内部の領主の部下も、既に俺達を捕まえるどころでは無くなっていた。
と、めぐみんの傍に立っていたゆんゆんが、教会の中の様子をざっと確認し。
「……あ、あれ? ねえめぐみん、カズマさんが既に、ほら……」
なんだか戸惑いながら俺達を指差す。
俺とアクア、そして、ドレスのスカートを引き裂いたダクネスを見て、何があったのかを悟っためぐみんが、ふっと口元を綻ばせた。
そのまま俺達の逃げ道を作る様に、手にした杖をこちらに突き出す。
それを見ただけで、俺達の前に立ち塞がっていた領主の部下は、慌てて参列席へと逃げ込んだ。
それに合わせて、俺達三人はめぐみんの元へ駆け寄ると……!
「なっ、何をっ! 何を怖気づいているバカ者がっ! あんなものはハッタリに決まっているだろうが! こんな所で爆裂魔法なんて放てばどうなるか、それが分からないバカがいるか! どうせそいつに魔法を撃つ気は無い、取り押さえろ!」
未だに慌てて金を拾っていた領主が叫んだ。
だが、その一言に。
「ほう! この私が怖気づくと! 爆裂魔法を撃つ事を怖気づくと、本気で言っているんですね! いいでしょう、いいでしょう!!」
「止めろ! 近付かない! 近付かないからマジで止めろ!」
「攻撃なんてしない! だから止めろ、止めろ!」
「領主様! お願いですから挑発は止めて下さい!」
めぐみんの一言に、領主の部下達が顔を引きつらせて慌てて離れた。
一体めぐみんの悪評はどれ程なのだろうか。
幾らめぐみんでも、こんな街中で爆裂魔法は……。
………………う、撃たない……よな?
めぐみんが領主の部下を威嚇する中、俺達はめぐみんの元に駆け寄ると、
「助かった! 流石に相手が多かった、めぐみんが来て威嚇をしてくれなかったらちょっと突破は厳しかったかも知れん。助かったよ!」
その俺の言葉に、めぐみんが自慢げにドヤ顔を見せ、
「まあ、いきなりカズマが居るとは予想外でしたが。全くカズマは、口ではなんやかんや言いながら、最後には何かやらかすとは思ってましたが……。まさか、先を越されているとは思ってませんでしたよ」
そう言いながら、何だか少しだけ満足そうな、安心した様な顔をする。
「めぐみん! め、めぐみんまでこんな事……! 帰ったら……! 話は、帰ってから……っ! 帰ってから、礼を……!」
感極まっているのか、まだ先ほどの興奮冷めやらないのか、ちゃんと喋れないダクネスに、めぐみんが少しだけ照れ臭そうに、はにかんだ。
「何を水臭い。その……、仲間でしょうが、私達は。……ゆ、優秀なクルセイダーをそうそう簡単には手放しませんよ!」
自分で仲間だのなんだの臭い事言っといて照れたのか、めぐみんが誤魔化す様に語尾を荒げる。
そしてそんなめぐみんに、
「仲間かぁ……。仲間って良いよねめぐみん! その、もし友達の私が同じ状況になってたなら、助けに来てくれた?」
「いえ、ゆんゆんは友達なだけで自称ライバルですし……。仲間では無いですから別に……」
「!?」
やたら友達を強調してくるゆんゆんに、きっぱり拒絶を示すめぐみんが容赦ない。
「ねえ、そんなのん気に話してる場合じゃ無いんですけど! ジリジリ囲まれてきてるんですけど!」
アクアの言葉に、教会の入口で寄り集まる俺達をジリジリと包囲しようとする領主の部下達。
現在、ウチの危険人物、めぐみんの導火線に火が付いている状態だ。
この状況で飛び掛ってくる事は無いとは思うが……。
いつまでも飛び掛ろうとしない自分の部下に焦れたのか、突然領主が大声を上げた。
「おい、そこの野次馬達、見るからに冒険者風のお前達だ! そこにおるのは犯罪者だ! そいつらから、ワシの花嫁を取り返してくれ! そうしたら多額の報酬を払おうじゃないか! なんなら、ワシの屋敷で守衛として雇ってやるぞ! その日暮らしの冒険者家業から足を洗えるぞ! 頼む! ララティーナを! ワシのララティーナを!」
領主の言葉に、面白そうに事の成り行きを見守っていた居合わせた冒険者の野次馬達が、それぞれが互いに顔を見合わせた。
そして……。
「……? おい、聞いているのかお前達! 報酬を出す! 幾ら欲しいんだ!」
ちっとも動こうとしないどころか、途端にあさっての方を向いたり、突然欠伸をしだして聞こえない振りを始める冒険者達。
どうやら見逃してくれるようだ。
捕まえる側に参加しないだけでも充分だ! ありがてえ、ありがてえ!
「おいダクネス、アホなお前はアホな考えで自分勝手に嫁に行こうとしたのに、こんだけの人数の連中が今お前を見逃して、助けようとしてくれてんだ。ちょっとはその固い頭を柔っこくして反省しろよ?」
俺の言葉に、ダクネスが頬を染めて、嬉しそうに照れながら、軽く涙ぐんで俯いた。
良い話だなー……。
俺は冒険者連中の考えている事が分かっているから、今のダクネスにこれ以上無粋な事は言わないが。
みんな楽しそうにニヤニヤしているなあ……。
きっとダクネスがギルドに行ったら、当分の間は、
『ララティーナお嬢様、今日はお綺麗なドレスは着ないのですか?』
と、からかわれるに違いない。
売り言葉に買い言葉。
以前ダクネスと喧嘩した時、ララティーナの名を広めるなり好きにしろと言われたが。 腹いせに、本当にララティーナの呼び名を広めてしまった。
この件が決着付いた後、しばらくダクネスには近付かないでおこう。
しかし教会前を警備していた部下に囲まれている間に、既に教会内にいた部下達もこちらに集まり、ちょっとどうにもならない膠着状態になってきていた。
相手だってバカでもないし、都合のいいやられ役の雑魚でもなければ素人でもない。
人数だってこちらより遥かに多いのに、そう易々とは抜かれないだろう。
街中で武器なんて使えばそれこそ言い逃れの出来ない犯罪者だ。
既に言い逃れの出来ない犯罪者な気もするが。
「このままでは良くありませんね。もう面倒くさくなってきました。魔法を維持するのも段々辛くなってきましたし。もうここで爆裂させてしまってもいいですか?」
突然そんな事を言い出しためぐみんに、周囲の人間がギョッとする。
勿論俺も。
こいつはやってはいけない場所なほど、爆裂魔法を撃ちたがる奴だ。
「ああ、もうダメです、維持できません! 逃げて! みんな、私から離れて逃げてください!」
ちょっ、まさかの制御不能!?
周りに居た連中は、真っ青な顔をして慌ててその場から逃げ出した。
俺は咄嗟に、最強の盾であるダクネスの影に隠れると……!
「『エクスプロージョン』ッッッ!」
めぐみんが、爆裂魔法を空に向けて打ち上げた。
それはある程度の高さまで打ち上げられると……!
凄まじい轟音と共に、空中で閃光と共に大爆発を起こした。
その衝撃波と轟音に、街の中のガラスがひび割れ、人々は頭を抱えて地に伏せた。
「さあ、今の内……に……」
めぐみんが俺を見て、なぜか声のトーンを落としていき……やがて無言で俺をジッと見る。
俺は今の自分の状態に気が付いた。
現在、ダクネスの背中に隠れるように縮こまり……。
……おおう。
「カズマカズマ、流石に助けに来た相手の影に隠れるってのは外道にも程があると思うの」
「……ん、今日のカズマは何だか凄く格好良く見えていて、私の目はどうしてしまったんだと心配していたが、気のせいで良かった」
「か、カズマさん……最低……」
何気に最後のゆんゆんの一言が一番堪える。
おっと、皆さんゴミを見る目ですね。
そんな事より、めぐみんの爆裂魔法で相手が怯んでいる今がチャンスだ。
俺達は領主の部下の囲みを突破し、そのまま通り過ぎようとするが……!
「爆裂魔法は一日一回しか撃てないはずだ! 今だ、取り押さえろ!」
流石に魔法の衝撃で怯んでいたのは一瞬らしく、領主の部下達は今度は何の躊躇も無くこちらに向かって駆け出した!
めぐみんが決意を秘めた目で叫ぶ!
「ゆんゆん! これから私がどうなっても、決して私の事は気にせず、そして振り返らないでください! ここはあなたに任せて先に行きます!」
ゆんゆんがそれを聞き……!
「バ、バカッ! 何言ってるの? めぐみんを置いて行ける訳ない……じゃ……え、あれっ? 今何て言ったの!?」
ゆんゆんが思わずめぐみんの言葉を聞き返した。
「時間稼ぎをお願いします親友! 後日、私の友達を紹介しますから!」
「わ、分かったわ! 任せて! 親友だもの、仕方ないわね!」
嬉々として領主の部下の前に立ち塞がるゆんゆんに、領主の部下達は明らかに警戒の色を浮かべる。
もう、もう、俺で良ければ幾らでも友達になるから……っ!
ゆんゆんを残し、逃亡する俺達の後ろでは、
「魔法使いの女一人だ! 魔法を完成させる前に取り押さえろ!」
そんな領主の部下の声が聞こえてきて、俺の後ろ髪を引っ張った。
しょうがない、俺も残ってダクネスを逃がす間の足止めを……!
俺がそう思って引き返そうとした時。
一人の男が悲鳴を上げ、地に転がる音がする。
「痛えええええっ! いきなり押されてっ! ぐああああっ、骨が! 骨がああああっ! ダスト、助けてくれぇっ!」
「おい大丈夫かキース! こいつぁ酷ぇ……。倒れた拍子に、骨が木っ端微塵に粉砕骨折してやがる!」
なんだか聞き覚えのある声と名前が聞こえた。
「なっ!? 触れただけで何を大げさな! いきなり飛び出してきたのはその男だし、そいつは自分から転んだではないか! ちょっ、折れてると言っている癖に、なぜ俺の足が掴める! 放せ!」
それは領主の部下の声。
「オイオイオイ! お前まさかこいつを下半身不随にしておいて、このまま詫びの一つも無く逃げようってのか? 領主様の部下だか何だか知らねえが、それはちょっとばかし横暴ってもんじゃないんですかね?」
俺達は走りながらも、そんなチンピラの声を背後に聞く。
タチの悪いチンピラ達に絡まれている領主の部下達は、めんどくさそうに、
「先ほどは骨が砕けたとか言っていたのに何時下半身不随になった! ああもう、いい加減邪魔だ、どけっ! 邪魔すると後で痛い目を……!」
きっと、領主の部下がチンピラを押しのけでもしたのだろう。
「痛ぇっ! こっちが穏便にしてりゃあ暴力を振るいやがったな! こいつ、先に手を出しやがった! 上等だ、やっちまえ! こんなんやっちまえっ!」
「ちょっ!? 待てッ、やめっ!?」
「やっちまえ!」
「やっちまえ、やっちまえ!」
「おい、俺も混ぜろ混ぜろ!」
「前からあの領主、気に入らなかったんだよ!」
「待っ! お、お前、折れてるって! 折れてるって言ってたくせに! うわああっ!」
俺は三人と走りながらチラリと後ろを振り向くと。
そこには、野次馬冒険者達に袋叩きにされる領主の部下達の姿があった。
今度あのチンピラ連中に会ったら、一番高い酒でも奢ってやろう。
「ララティーナ! 行くなララティーナ! ララティーナーっ!」
俺達が逃げる、その遠くから、ダクネスを呼ぶ悲痛な叫びが聞こえていた。
「!? お、お嬢様!? そのお姿は……! と、とにかく中へ!」
領主の部下から逃げおおせた俺達は、ダクネスの屋敷へと逃げ込んだ。
守衛の一人が慌てて門を開けてくれる。
突然式を放り出して帰って来た、破れたドレス姿のダクネスに屋敷の者が驚くが、ダクネスはそれらを無視して堂々と歩いて行く。
俺達三人は、そのままダクネスがどこへ行く気かは分からないまま、ダクネスの後を付いて行った。
「お父様、失礼します」
ダクネスが向かった先はとある部屋。
お父様って事は……。
……ああ、以前俺が侵入した時に、親父さんの部屋の窓を脱出の際に叩き割ってしまった。
それで、親父さんの部屋も別の部屋にかえたのだろう。
ダクネスは返事も待たずに中へ入った。
貴族のお嬢様がそれで良いのかと思ったが……。
違った。
もう、親父さんはロクに返事が出来ない状態だった。
俺が以前侵入した時よりもやせ細り、目の下に黒い隈を作り、深い息を吐きながら眠っている。
その親父さんが、物音に気付き薄っすらと目を開けた。
ダクネスが、そして俺達が。
その、枕元に近付いた。
ダクネスの姿を見た親父さんは……。
「……おお、ララティーナ……。綺麗だなぁ……。まるで、母さんみたいだ……」
そう言って、弱々しくも優しく微笑む。
その親父さんを見て、ダクネスは申し訳無さそうに顔を伏せる。
「……その、申し訳ありませんお父様……。勝手に進めた結婚ですが……。最悪の形でぶち壊して逃げてきてしまいました……」
それを聞いた親父さんは、実に嬉しそうに微笑む。
「そうか……! それは良かった。気にする事は無い、謝る事もない」
そう言った後。
親父さんは俺を向き。
「……カズマ君、こっちに来てはもらえんか……」
その親父さんの言葉に、俺はベッドへ近付いた。
「……私は、ちょっと外の空気を吸ってきますね」
場の空気を読んだめぐみんが、そう言って廊下へと出て行った。
……そして空気の読めない奴が、ちょろちょろと親父さんのベッドの傍へ。
病人がいる所で叱り付けるのもアレなので、もうこいつは放っておく。
親父さんは俺の顔を見ると、嬉しそうに笑い。
「……良くやってくれた。ありがとう。感謝するよ……」
突然そんなお礼を言われても。
「……俺は、お宅の娘さんに借りを返しただけですよ」
その俺の言葉に、親父さんは再びニコリと笑みを浮かべた。
そして、ダクネスが居る前で、とんでもない事を言い出す。
「カズマ君。ウチの娘を貰ってやってくれ。頼むよ」
「!?」
突然の言葉にダクネスがギョッとする。
「いらないですよ、何の罰ゲームですか」
「えっ!?」
俺の言葉に、ダクネスが更にギョッとして声を上げた。
俺の言葉に、親父さんは楽しそうに口元に笑みを浮かべた。
……参ったなあ。
王国の懐刀とやらな人は、俺の心中などお見通しらしい。
分かってます、変な男に取られるぐらいなら、ちゃんと面倒見ておきますよ。
俺のそんな内心の気持が分かっているのか、安心した様に息を吐く。
もう、かなり弱っている様だ。
「ララティーナ。今の暮らしは楽しいか? 全てを捨てられるぐらいに?」
親父さんが、目を閉じながらそんな事を呟いた。
それにダクネスが、何の迷いもなく即答する。
「楽しいです。全てを投げ出して、仲間達を守りたいと思えるぐらいに」
親父さんはそれを聞き、満足そうに一つ頷くと、小さく、そうか……と呟いた。
「ララティーナ。お前は好きな道を行きなさい。後の事は任せるといい。こんな身体でも、最後に一筆書くぐらいは出来るだろう」
そんな親父さんに、ダクネスが寄り添い、手を握る。
「…………愛していますお父様。今まで育ててくれて、ありがとう……! お父様が元気になったら、また何時か。私が眠るまで話してくれた、死んだ母さんの事を教えてください……」
「愛しているよ、可愛い娘よ……。ああ、また何時か、お前の大好きだった、母さんの話をしてあげよう……」
ダクネスの瞳が潤む。
親父さんが、本当に幸せそうな笑顔と共に、ダクネスの手を握り返すと……。
その親父さんの身体が、突然ベッドを囲むように現れた魔法陣の光に覆われた。
「『セイクリッド・ブレイクスペル』!」
それは空気読めない子さんの放った魔法。
「うわあああーっ!?」
「お、お父様―っ!?」
突然の閃光に、悲鳴を上げる親父さんとダクネスの二人。
その光が収まると、親父さんの顔からは隈が取れ、未だ痩せこけてはいるものの、その肌の色にうっすらと赤みが差す。
…………えっと。
呆然としているその場のみんなの視線を浴びて、アクアが褒めてとばかりに自慢気に。
「呪いよ! このおじさん、かなりの悪魔にすんごい呪いを掛けられていたから、私の力でサクッと解除してあげたわよ!」
空気が読めない女神のおかげで元気を取り戻した親父さん。
親父さんとダクネスは、手を握り合った姿勢のまましばらくの間見つめ合い。
「「…………」」
ゆっくりと握っていた手を放したダクネスは、耳まで顔を赤くしてフイッと窓の外を向き、親父さんは布団を上げて、そのまま布団の中に顔を埋めた。
布団から僅かに覗く親父さんの顔の一部がダクネスと同じく真っ赤になっている。
……親子ですね。
「これでもう大丈夫よ! ダクネス、良かったね! ダクネスのお父さんも、何度でもお母さんのお話をしてあげてね!」
嬉しそうな、全く悪意は無いアクアの声。
それを聞きながらダクネスがしゃがみ込んで両手で顔を覆った。
…………いい話だなー……。
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