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美浜原発「断層に影響なしの根拠を」12月5日 17時33分
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近くに活断層がある福井県の美浜原子力発電所について、原子力規制委員会の会合が開かれ、関西電力は「活断層が動いても敷地内の断層に影響はない」と主張しましたが、専門家から根拠をさらに示すよう求める指摘が相次ぎました。
原子力規制委員会は、全国の6つの原発で断層の調査を行う計画で、このうち美浜原発では3号機の真下などを通る断層が敷地内に9本確認されていて、敷地の東およそ1キロを走る活断層に引きずられて動く可能性が指摘されています。7日からの現地調査を前に規制委員会の会合が開かれ、関西電力はみずからの調査結果を説明し、9本の断層はいずれも活断層と定義される12万年から13万年前以降の活動はなく、近くにある活断層が動いても影響はないと主張しました。
これに対して、専門家から「断層が活動した時期を明確にしてほしい」、「活断層との関係を調べるうえでデータを示すべきだ」など、根拠をさらに示すよう求める指摘が相次ぎました。
原発の敷地内の断層を巡って、規制委員会は、福井県の敦賀原発について「活断層である」と判断した一方、大飯原発については「活断層ではない」とする報告書の案を大筋で了承しています。
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