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美浜原発で現地調査 断層の活動状況は
12月7日 12時17分

美浜原発で現地調査 断層の活動状況は
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近くに活断層がある福井県の美浜原子力発電所で、原子力規制委員会の専門家による初めての現地調査が始まり、敷地内の断層の活動状況を詳しく調べています。

美浜原発を訪れたのは、原子力規制委員会の島崎邦彦委員と専門家の合わせて5人です。
美浜原発では、敷地のおよそ1キロ東側に活断層の「白木ー丹生断層」があり、敷地内の3号機の真下などを走る断層9本が、活断層によって引きずられて動く可能性が指摘されています。
専門家は7日午前中、1号機と2号機の裏側や3号機の放水口近くを訪れ、地表が剥ぎ取られてあらわになった地層の向きや状態を観察し、断層の活動状況を詳しく調べました。
関西電力は、「敷地内の断層は、『活断層』と定義される12から13万年前以降、活動しておらず、近くの活断層に影響され動くことはない」としていて、規制委員会の判断が注目されます。
規制委員会は、美浜原発を含む全国6つの原発で断層の調査を行う計画で、福井県の敦賀原発について「活断層である」と判断し、2号機は廃炉になる可能性がある一方で、大飯原発については、「活断層ではない」とする報告書の案を大筋で了承しています。
美浜原発の規制委員会による現地調査は初めてで、調査は8日まで行われます。

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