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中国への飛行計画提出 韓国が容認に転換=防空識別圏

【ソウル聯合ニュース】韓国政府関係者は10日、韓国の民間航空機が中国の防空識別圏を通過する際、中国への飛行計画提出を認めることにしたと明らかにした。

 同関係者は「民間航空会社は自ら運航の安全上必要な措置を取ることができる」と述べた。また「中国の防空識別圏を認めないという政府の立場に変わりはない」とした上で、航空会社の大部分は運行の安全確保のため中国に飛行計画を提出することになるだろうと説明した。

 韓国国土交通部は先月の中国の防空識別圏設定後、航空会社に対しこれまで通り中国に飛行計画を提出しないよう指示していた。だが、韓国の防空識別圏拡大の発表後、政府の立場が提出容認に変化したもようだ。

 韓国政府は同日午後、防空識別圏拡大に伴う後続措置を協議する関係官庁協力会議を開き、日本や中国との問題について集中的に協議した。

 国防部関係者は「まず防空識別圏重複による偶発的な衝突防止について周辺国と協議し、重複区域の調整問題は後に協議する方向でまとまった」と説明した。

 政府は早ければ年内にも日中両国にそれぞれ衝突防止について話し合う2国間協議を提案する方針だ。

ikasumi@yna.co.kr