大型倒産速報

倒産・動向記事

2013/12/10(火) 国内近距離路線の就航を計画していたLCC
株式会社リンク
事後処理を弁護士一任
負債9億円

TDB企業コード:922006097
「福岡」 (株)リンク(資本金2億3005万円、福岡市博多区冷泉町5-35、代表土佐谷昭氏、従業員70人)は、12月9日に事後処理を中山栄治弁護士(福岡市中央区薬院1-16-20、電話092-712-2305)に一任した。今後、自己破産を申請する意向。

 当社は、2012年(平成24年)4月に定期航空運送を目的に設立された。国内主要都市と近距離地方都市を結ぶ「日本初リージョナルLCC(格安航空会社)」を標榜し、座席数68〜74席のターボプロップ機を導入。初年度は「福岡・北九州−宮崎」、「福岡・北九州−松山」での就航を計画し、2013年1月に本社を東京都品川区から現所に移転、7月12日に国土交通省へ航空運送事業の許可を申請するなど、2014年3月の就航を目指して準備を進めていた。

 しかし、出資の引受先が決まらないなど、就航時までに必要な運転資金調達のメドが立たず就航計画を断念。今回の事態となった。

 負債は債権者約80名に対し約9億円の見込み。

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