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経済
【経済裏読み】冬のソウルには行くな! 原発スキャンダルに揺れる韓国で高まる電力供給不安 大停電という最悪事態も…
中国の新華社日本語経済ニュース(電子版)によると、韓国で過去10年間、原発建設のために仕入れられた部品のうち1万900点超の品質合格証書が偽造された疑いがあるという。
今年6月には性能証明書が偽造された不良部品が使われていた事件で、韓国検察が同国すべての原発を運営する韓国水力原子力(韓水原)の本社などを家宅捜索し、幹部が逮捕される原発スキャンダルが韓国を揺るがした。
前出の関係者は「年末年始は工場など企業が休むため、電力不足に陥ることはないだろう。しかし、原発が正常稼働しない限り、何が起こるか分からない。油断は禁物だ」と指摘する。
夏は9基が停止 ブラックアウト寸前?
実際、この夏は一時、原発9基が停止し、電力供給は過去最悪水準を記録。5月末には韓国産業通商資源部の幹部が会見で「ブラックアウトがないとは100%言えない状態だ」と話したほどである。
また、11年9月には突如、電力不足に陥り、ソウルを含む国内全地域で事前通告なしの輪番停電(計画停電)が実施され、約160万世帯に影響を与えたという。それほどまでに韓国の電力需給は不祥事の影響もあってか脆弱(ぜいじゃく)なのだ。
10日のソウルの最低気温はマイナス3度。こんな厳寒時、大停電が発生したらどうなるのか…。
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