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【大リーグ】年俸高すぎ”赤字”選手にイチロー CBSが他の11人とともに選出2013年12月3日 紙面から イチローは赤字!? 米放送局CBSスポーツ(電子版)はこのたび、昨オフに契約を結んだ選手の中から、今季の成績をもとにコストパフォーマンスが低かった“赤字選手”を発表。ヤンキースのイチロー外野手(40)が12選手のうちの1人に選ばれた。打率2割6分2厘、136安打とメジャー自己ワーストに終わった今季。日米通算4000安打の大記録を達成したが、2年総額1300万ドル(約13億円)に見合う働きとはみなされなかった。今オフはトレード要員との声も出ているベテラン。来季は黒字反転となるかどうか−。 何とも厳しい年末の決算報告だった。米国でもクリスマス商戦が本格化する中、CBSスポーツが発表した“赤字選手”。不名誉な12人のうちの1人に、イチローがまさかのノミネートだ。 「2年1300万ドルでヤンキースは昔のイチローではなく、年齢を重ねたイチローを獲得した」。同局の辛辣(しんらつ)な指摘も、今季の数字では仕方ないかもしれない。打率2割6分2厘、136安打、出塁率2割9分7厘、OPS(出塁率+長打率)6割3分9厘はいずれもメジャー自己ワースト。8月に日米通算4000安打の偉業を達成したが、5年ぶりにポストシーズン進出を逃したチーム同様、目立った成績を残せなかった。 ほかの11人には、5年総額1億2500万ドル(約125億円)でレンジャーズからエンゼルスに移籍したハミルトンや、5年総額7500万ドル(約75億円)でレイズからブレーブスに移ったB・J・アップトンら大型契約選手がズラリ。1年当たり650万ドル(6億5000万円)のイチローはまだお得感があるが、同局は「時間には逆らえない」と不惑のベテランに手厳しい。 コストパフォーマンスの低さはチーム内評価にも直結。立て直しを急ぐ今オフのヤ軍にとって、外野も強化ポイントの一つ。既にカージナルスのベルトランと契約濃厚と報じられるなど着々と補強は進んでおり、一部メディアはイチローをトレード要員と指摘。たとえ残留しても、ジラルディ監督の続投が決まっており、今季同様、出場機会が制限される可能性は十分にある。 メジャー13年目にして屈辱的な見方をされているが、逆に言えば価値を認められているからこその低評価。イチロー自身も今季最終戦で「(可能ならば)もう一周やりたい」と不完全燃焼宣言。決して満足はしていない。勝負の年となる来季、本来の輝きを取り戻せば、1年後は大幅黒字の決算を迎えるはずだ。 PR情報
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