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韓国人海外旅行客 大幅増の見通し=ウォン高が影響

【ソウル聯合ニュース】今年の韓国人海外旅行客数が前年に比べ急増する見通しであることが10日、金融業界と旅行業界のまとめで分かった。最近のウォン高が増加の一因とみられる。

 韓国旅行最大手のハナツアーを通して日本のホテルを予約した人の数は2011年の1万3700人から昨年は2万1400人と56.8%増加した。今年は前年比82.7%増の3万9300人に上る。

 同社関係者は「予約者数は月平均3500人だが、この勢いなら来年は5000人まで増えるだろう」と話している。

 今年の韓国人海外旅行客の増加は韓国銀行(中央銀行)の統計でも確認された。留学・研修を除く一般旅行による海外での支出は1~10月が147億4000万ドル(1兆5229億円)で、前年同期の136億3000万ドルより8.2%増えた。

 旅行業界は海外旅行客数の急増が最近の為替の動きとも関係があるとの見方を示している。ウォン高に伴い、以前よりも有利なレートでウォンからドルへの両替が可能な上、円安で日本旅行が安くなったためだ。

 業界関係者は「最近のように安く日本旅行できる機会は多くない。原発事故の余波に対する懸念が和らぎ、若者を中心に日本旅行客が増えている」と述べた。これに加え、海外へのゴルフ旅行の需要と年末年始の連休などを利用した家族旅行の需要が重なったことも旅行客増加につながったと説明した。

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