「北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会(救う会)」の会長を務めた佐藤勝巳氏(84)が、今月2日に死去した。毎日新聞が9日報じた。日本共産党の党員だった佐藤氏は1950-60年代、在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)による在日朝鮮人の北送(北朝鮮帰還)事業に積極的に関与し、北朝鮮から2度にわたり勲章を授与された。だが、70年代に入って北朝鮮の実態に気付き、共産党を離党して、以後は北朝鮮を批判する活動に積極的に携わってきた。