維新の会:採決強行の自民「運営能力低下」…松野氏

毎日新聞 2013年12月09日 20時35分(最終更新 12月09日 23時10分)

講演する松野頼久・日本維新の会国会議員団幹事長=福岡市中央区のホテルで2013年12月9日、三村政司撮影
講演する松野頼久・日本維新の会国会議員団幹事長=福岡市中央区のホテルで2013年12月9日、三村政司撮影

 日本維新の会の松野頼久・国会議員団幹事長は9日、福岡市で開かれた「毎日・世論フォーラム」(毎日新聞社主催)で講演し、特定秘密保護法を国会の強行採決で成立させた与党の対応について「野党を3年やったことで、自民党の国会運営能力がものすごく下がった」と批判した。

 松野氏は「国会を1週間も延長すれば円満に法案は通るのに、混乱した姿を国民の前に見せて、内閣支持率や自民党の支持率は下がっている。何をしようとしているのか全く分からない」と述べた。野党についても「(民主などが)与党を経験したことで野党としての能力が下がった。双方とも力が低下しており日本にとって良いことではない」と指摘。野党再編による受け皿作りに意欲を示した。【阿部亮介】

最新写真特集