●自民幹事長、相馬市で語る

 15日告示される相馬市長選の応援で同市に入った自民党の石破茂幹事長は9日、県内の首長選で現職落選が続いていることについて「復興の遅れへのいら立ちや怒りが現職に向いていることは否定できない。私どもの足らざるところが現職に向いているとすれば責任が大きい。今後の復旧の妨げになるようなことがないようにしなければならない」と危機感を表明した。

 相馬市大野台の仮設住宅を視察後、記者団の質問に答えた。

 石破氏は「各首長や職員は政府と信頼関係を築いてやってきた。我々と一体となって不眠不休で働いてこられた方々が現職というだけで落選している」と擁護した。

 また、特定秘密保護法の強行採決など国会運営の県内首長選などへの影響を問われると、「全くないとは思わない。同志としてやってこられた方にマイナスの影響が出ないようにしていかねばならない」と語った。