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【プロ野球】

菅野 7000万円でサイン 上原の2年目超えた

2013年12月10日 紙面から

契約更改後に出席したイベントでタレントの芹那とともに笑みを見せる巨人・菅野(右)=東京・秋葉原のUDXシアターで(川越亮太撮影)

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 巨人の菅野智之投手(24)が9日、東京都内の球団事務所で契約更改交渉を行い、5500万円アップの年俸7000万円でサインした。球団新人としては1300万円から6600万円にアップした上原浩治投手(レッドソックス)を上回る史上最高額に、菅野は終始笑顔だった。

 1年の浪人を経て飛び込んだプロの世界で、チームトップタイの13勝を挙げた。新人ながらエース級の活躍を見せ、セ・リーグ連覇に大きく貢献した。「すごく充実していた。1年間(先発)ローテーションを守れたことに満足している部分はある」と胸を張った。

 貴重な経験もできた。日本シリーズ第6戦で、無敗を続けていた楽天の田中将大投手(25)に今季唯一、土をつけた。「日本シリーズは誰もが経験できるところではない。そこで日本で一番いい投手と投げ合えた経験を生かして、もっともっと上を目指していきたい」

 来季の目標は「日本一になって、その翌年、連覇に挑戦する」こと。個人としては「投球回数200イニング」を掲げた。そのための方策も既に考えている。オフの自主トレ地は米国のアリゾナ。浪人中の昨年も訪れ、多くのメジャーリーガーと触れ合うことができた「僕の原点」と言い切る場所。

 「まずは1年間ローテーションを守れるような体を身につける。あとはやっぱり真っすぐ。もう一度、原点であるストレートというものを磨きたい」

 給料が上がれば、当然要求も高くなる。球団には「来年からは軸として働いてほしい」と要望された。「光栄だし、気が引き締まった。さらに頑張っていかないと」

 現在の投手陣のリーダーは今季の勝ち星で並んだ内海だ。「数字的なものだけでなく、練習に対する姿勢や言動でお手本とされるような人間、選手にならないといけない。自分を一から見つめ直して、本当の軸になれるように今から自覚を持ってやっていきたい」。先輩を見習い、エース道を歩み始める。 (小林孝一郎)

(金額は推定)

 

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