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【グラニュース】


ヤキ、復帰熱望 「サポーター絶対に忘れない」

2013年12月10日 紙面から

出国検査場で関係者に手を振るヤキモフスキー=中部国際空港で(宮崎厚志撮影)

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 名古屋グランパスのMFニコラ・ヤキモフスキー(23)が9日、大きく成長してのグランパス復帰を誓い、中部国際空港から離日した。来季の戦力構想から外れ、期限付き移籍で国外クラブに放出される予定。移籍先が決まっていないため表情は浮かなかったが、外国人選手では異例となるチーム復帰への熱意を語った。また、DF闘莉王とFWケネディ、今季限りで退団するDFダニエルとジュロブスキーコーチもそれぞれ帰国した。

 不思議キャラのマケドニアンが、グランパス復帰を熱烈に希望した。傷心帰国となった中部国際空港出発ロビー。チーム関係者と別れを惜しんだヤキモフスキーは、熱い思いを吐露した。

 「日本ではミスターからネバーギブアップの精神を学んだ。私はもっともっともっと良い選手になって、グランパスをチャンピオンにするために戻ってきたい。なぜなら、われわれは家族だからだ」

 ストイコビッチ監督の強い要望で入団し、この1年で“ピクシーイズム”を注入されたヤキモフスキー。それだけに指揮官の退任が自身のサッカー人生を直撃した。期限付き移籍先は生まれ育った東欧か、タイなどの東南アジアが有力。単年契約だが2015年までグランパスが保有権を持つため、期限付き移籍先から復帰する可能性はある。ただ、よほど強烈な成績を挙げなければ復帰はかなわないことは、本人も理解している。

 今季は公式戦21試合1得点。3月のナビスコ杯鳥栖戦では1ゴール1アシストと活躍して期待が高まったが、その後は鳴かず飛ばずだった。日本語や日本食には積極的に取り組んだもののチームメートとはあまりなじめず、シーズン後半は膝や腰の故障もあって、出場機会は皆無だった。

 それでも、ヤキモフスキーのクラブ愛は不変だった。「サポーターはアメージングだった。“アイデ(マケドニア語で“頑張れ”の意)、ヤキ!!”と応援してくれたことは絶対に忘れない。グランパスは日本のベストクラブだと思う」。日本での1年間に感謝しつつ、さすらいのサッカー人生へと船出した。 (宮崎厚志)

 

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