2012年08月14日

板橋区で2店

/麺処古武士板橋前野町店@志村坂上にてつけ麺/環七下頭橋(げとばし)@ときわ台にてラーメン/

 朝、雨が降っていたのでバイクを諦めてバスで駅までと思ってバス停に行ったらお盆週間は休日ダイヤなので、6時台のバスがない。
 駅まで歩いてしまいました。

 仕事が終わって、都営三田線一本で志村坂上、初めて降りる駅です。

 こうしてあちこちのラーメン屋で食べ歩いているウチに多くの駅で降りてしまうんだろうなと、真っ暗な住宅街に向かいます。
 全く知りませんでしたが、やきとんひなたの3号店が駅に近くにオープンしているんですね。

 途中、公園というか池を通り過ぎて、アイフォーンのマップ機能で「まっすぐ」を信じてズンズン歩いて行くと、お店をとっくに行きすぎてしまいました。

 たまにそういうことがあって、そういう事があると「次からは気を付けよう」と思うので、しばらくするとまたやってしまう。

 して、本来なら駅から徒歩10分(私は35分)の2月にオープンしていた麺処古武士板橋前野町店@志村坂上ホームページ)、現存する古武士では西新宿店、慶應通り店と合わせて三店しかありません。一時は高田馬場、西池袋、アルタ横、新宿六丁目(現:玄古)、歌舞伎町店と全盛でしたが今は昔、懐かしいなぁ。

 それはそうと、板橋前野町店がオープンして半年も経つのに公式ホームページに全く紹介されていないのか気になりますけど。
 お店に着くと店員さんが出て来て「営業中」の札を「支度中」にひっくり返していて、慌てて「まだ、食べられますか」と尋ねると「どうぞ、どうぞ」と快く案内してくれました。
 まだ閉店時間まで1時間以上あるのにもうスープ切れなのか、ネットの評価では微妙だったけど、繁盛店じゃないですか。
 「こんな駅から距離がある場所でやっていけるのか」とのネット情報が多かったけど、こんな場所だからやっていけるんじゃないでしょうか。

 店内は古武士にしては狭すぎる厨房を囲むL字カウンターに4席と3席、空調の効きが悪くて店先に大型扇風機が置かれています。
 券売機が無くて口頭オーダー、カウンター台に貼り出されたメニューをよく見て検討します。
 つけ麺とラーメン、つけ麺はノーマルと辛味増しが用意されていて、夏季限定として「冷たい担々麺780円」も販売されていました。
 麺量はつけ麺は並盛り200g、大盛り300g、特盛り400gまで同額、ラーメンは大盛りまで同額でサービスです。
 麺を冷水で締め終わったあたりで「チャーシューは脂身があった方がいいですか」と聞かれましたので、「お願いします」と答えました。

 10分ほどしてつけ麺750円、慶應通り店と同じ食器に見えて「古武士」と屋号が書かれています。
 そのままでも飲めるほどさらっさらのつけ汁は、豚ガラ、鶏ガラから煮出したスープとウルメ節、鰹節、昆布、椎茸などから煮出したスープを合わせた味わい深い和風の醤油味です。
 麺は今風ではない中太のストレート麺ですが、このスープにはぴったり、するすると食べられます。
 トッピングはつけ汁に沈められていて、チャーシュー、メンマ、ほうれん草、半身のゆで玉子、薬味ネギと少し多いくらいです。

 ささっと食べてしまってスープ割りをお願いすると、細身の徳利にたっぷりの割りスープを注いで渡してくださいました。
 この割スープが美味しいんだよねえ、ラーメンのスープとは違う割りスープ専用に仕込んでいるんだよね。
 あっという間に食べ終わってしまってご馳走様でした。
 食後に店員さんに確認すると、数年間のウチに10店舗近く展開していた頃からお店に関係していたとのこと。その後、一時期離れていたので西新宿、三田とは関係ないとのこと、どこかで見かけた顔なんだけどな。

 お店を出て、来た道を戻るのはシャクなので西へ、15分ほど歩くと環七下頭橋(げとばし)@ときわ台が見えてきました。
 店先に貼り出されていた雑誌の切り抜きを読むと、背脂チャッチャ系の元祖「土佐っ子」の流れを汲むお店とのこと。
 という紹介記事を読むまでもなく、辺り一面に豚骨臭、店内に入るとつるつる滑る床。
 そんな床でも滑らないようにとか重めの椅子が7脚並んだカウンター席のみ、先客2人。

 こちらも口頭オーダーで、メニューは店内の短冊とボードに書かれていて、ラーメンとチャーシューメンのみ、麺増し、玉子トッピングもできるようです。
 目の前では年季の入った所作で調理をされている店主さん、背中の壁に置かれたラジカセからはNHKが流れています。
 卓上には味の濃さを濃い方向にだけ調整できるラーメンダレ、食卓塩、白胡椒、のみでニンニクは用意されていません。

 程なくしてラーメン700円、土佐っ子や平太周より背脂の粒が大きめですね。
 麺を引っ張り出して食べるつもりがなんとなく全体を良くかき混ぜてしまっていて、油そばじゃないのになんでそんなことしたんだろう。
 つるや製麺の細麺はまとわりついたスープの味にまるっきり取り込まれていますが、ここは味を主張しないこの麺がいいのでしょう。
 豚ガラ、鶏ガラの出汁と青森産にんにくたっぷりなスープ、に背脂と醤油とネギを合わせるだけなのに旨く感じる不思議なラーメン。

 美味しいですねぇ、脂ぎっているので毎日は無理だけど月に1回くらいは食べておきたいラーメンですね。
 ゆで玉子はスライスされていましたが、別に要らないと思うけどね。
 ここでおろしにんにくとかあると最高なんだけど、世の中中々うまく行かないですね。
 ご馳走様でした、末永く営業されてください。

 12分ほど歩いてときわ台駅へ。
 池袋経由で帰宅。

posted by ふらわ at 00:00| Comment(6) | TrackBack(0) | 日記
この記事へのコメント
あのギトギトな土佐っ子ですね。 懐かしいですね。
割り箸の頭の部分が蛍光ペンで塗ってあるのが特徴でしたね。
(順番待ちがわかるようにするため)
その時代は中本は上板橋の駅の真ん前だったけど、覚えてます??
Posted by のり at 2012年08月18日 16:45
のりさん

 ラーメン食べ歩きの駆け出しですので、昔の土佐っ子のことは知らないのです。
 中本には最近通い出したばかりで、昔の本店のことは知りません。
Posted by ふらわ at 2012年08月18日 23:16
当方45歳、高校生のころ食べたラーメン屋の手がかり探してました。その頃車を持っていた同級生(当時は相当めずらしいはず)に連れていかれたラーメン屋がめちゃくちゃうまくて、また食べたいと思っても、環七ラーメンと聞かされいただけ、唯一の手がかりは割り箸に蛍光ペンで順番待ちでした。文面からすると土佐っ子はもうないようですが、板橋のところに行ってみようかと思いますm(__)m
Posted by すぎぞー at 2013年12月02日 18:48
上のコメントをみましたが、私は環七の土佐っ子と上板橋南口駅前の
中本で育った世代ですから懐かしいですな。

ふらわさんって?中本の長い歴史と客の歴史からすると、
二郎で叩かれている『しずる村上』と一緒じゃないですか。

あなたが中本に一生懸命通うのはいいが、ネット上で中本に執着とか知ったかぶりは
やめて欲しいですな。
Posted by よしき at 2013年12月03日 00:14
すぎぞーさん

 コメントありがとうございます。
 最近になってラーメンの食べ歩きを始めたので、昔のことはよく分かりません。
 計算すると、45歳の方が高校生ということは27年前、つまり1986年でしょうか。
 なんでんかんでん@環七が開業したのが1987年ですから、それ以前と言うことですね。

 以下のサイトが参考になれば幸いです。
 【東京都のラーメン@背脂チャッチャ系 〜歴史編〜】
 http://blogs.yahoo.co.jp/katabami_a/66055503.html

 【土佐っ子】
 http://boku-homepage.com/essay/essay2.html#02
Posted by ふらわ at 2013年12月03日 01:27
よしきさん

 コメントありがとうございます。
 村上しずるさんという方がどんな人なのか分かりませんので、何がどうで一緒なのか分かりません。

 >ネット上で中本に執着とか知ったかぶりはやめて欲しいですな。
 なぜ「執着」と称して気になさるのかが分かりません。
 私のような昔の中本を知らない新参者の小者は、相手にする必要ないんじゃないでしょうか。
 何の影響力も無いわけですから、勝手に吠えさせておけばいいと思いませんか。
Posted by ふらわ at 2013年12月03日 01:30
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