2013年11月30日
/一福(いちふく)@山梨県甲府市にてラーメン/蓬来軒本店(ほうらいけん)@山梨県甲府市にて支那そば/手打ち工房凌駕(りょうが)@山梨県甲府市にて手打ち中華/天下一品甲府向町店@山梨県甲府市にてこってりラーメン(並)/ 思い立ったから吉日、ではないのですが、思い立ったので山梨へ。 日帰りなので遠征ともラーメン修行とも違う、単なる遠足です。 自宅から向かうと何もかもが中途半端なので、たまにはドライブするかと(1人だけど)、愛車で出発。 山梨に近づき、目的地に近づくほどにどんどん富士山が近くなってくるので、何度か車を停めて撮影。 |
 普段は駅へ子供の送り迎え程度しか運転しないので、片道2時間以上を一気に運転するのが不安になり、山中湖で休憩。 近くに大好きなドトールやマックが見当たらないのでセブンカフェを利用しました。 30分くらい、湖を眺めていました。 |
 途中、電車にしては全部をコンクリートで覆ってあるのは変だなと思いましたが、そうか、リニア新幹線なのか。 品川と名古屋を40分で結ぶって、どんな速さなのだろうか。 普段は各駅停車しか乗らない私でも、1回くらいは乗ってみたい。 |
 一軒目のお店は一福(いちふく)@山梨県甲府市、山梨の食べログラーメンランキングで一位のお店です。 昼営業のみの老舗ということで最優先の訪問、地方のお店って営業時間を過ぎて急に混み出すけど、開店待ちってあんまりいないんですよね。 山中湖で休憩しすぎて11時30分開店の15分前に着くと、既に暖簾が掛かっています。 もうやっているのか、と店舗隣の駐車場を覗くと一台停まっていて、何にも慌てる必要は無いけどさっと車を停めて、さっとお店へ。 |
 暖簾を跳ね上げて店内に入ると満席じゃないですか、まだ開店時間になっていませんけど、と、一席だけ空いてました。 奥に細長い店内は厨房に向かい合うカウンターのみ11席です。 いらっしゃいませはあったけど調理に忙しくてこちらを構っている余裕はなく、急いで注文しても出来上がりは変わらないだろうから、先ずはメニューを見ます。 ラーメン、しなそば、つけそばの三種類で、値段の同じラーメンとしなそばはどこが違うのかなと店員さんに聞きたかったけど、調理が忙しそう。 |
 他のお客さんのを見るとどんぶりは違うみたい、というか、先客の半分はつけそばを食べています。 つけそばはつまりつけ麺なので、麺を冷水で締めるので時間が掛かって調理の時間が更に遅くなっていますが、5分、10分、急いでいるお客さんは一人もいません。 すると「おにぎり、いいですか」とオーダーしているお客さんの声、メニューにはライスはあるけどおにぎりはない。 見るとはなしにカスターセットを見るとラー油、酢、七味唐辛子、メニューに餃子は無いので醤油がないのは分かるけど、それならなぜラー油と酢は用意されているのか。
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 と急に「お待たせしました」とラーメン600円、なんか大きめの丼にスープと麺がたっぷり。 先ずは蓮華でスープを飲んでみると、醤油ダレをベースに鶏ガラ、豚ガラ、に臭い消しの香味野菜を元にされているようで、これが実に美味しい。 丁寧に煮出されたのが手に取るように感じられる澄んだ味わいが、目を開けていられないほどの美味しさ。 つるんとしたスクエアな中細麺はやや長めの麺長、意外にも麺量が多め、食べ切れるかなぁ。 |
 チャーシューはレトロな店先から想像できないしっとりした味わい、メンマ、板海苔、白ネギ。 よく分からないけど、キュウリの漬物は全員に出されていましたが、特に食べ方の説明はありません ラーメンを食べ終わった後のデザート、としていただきました、ご馳走様でした。 |
 車で移動するので次の店まで5分ほど、徒歩での時間換算は車の5倍としているため、歩いても30分弱で移動できそうです。 蓬来軒本店(ほうらいけん)@山梨県甲府市、1964年創業の老舗で「支那そば復刻の発祥店」とのこと、うーん、ラーメンのことはよく分からない。 |
 店内は広くて小上がりが半分を占めて50席ほど、ホールはほとんどが若い女性店員さんで5人はいます。 まだ12時前ですけど次々とお客さんが入っていて、3人組、4人組は小上がりが空くまで店内待ちするほどです。 |
 メニューは支那そば以外に湯麺、広麺麺、天津麺、ワンタン麺、焼きそばと揃っています。 サイドメニューは餃子、野菜炒め、もつ煮、かに玉、八宝菜、店内を見渡すとサイドメニューを食べている人は見当たらず、普通にラーメン一杯のお客さんが殆ど。 |
 お手ふきで手を拭いて、お冷やを一口飲んで、と、「お待たせしました」と支那そば700円。 いくら何でも早すぎませんか、時間を確認すると2分で出来上がっているじゃないですか。 大きな蓮華でスープを味わってみると、醤油スーブはかなり軽めに仕上げてあります。 麺は固めの縮れ細麺で、スープとの絡みはイマイチで麺とスープを別々に味わうラーメンに感じます。 |
 自分のイメージしていた支那そばとかなりかけ離れていますが、これが本物の支那そばです、と言われてしまうと、そうですかとしか言えません。 トッピングはかなり多くて、肩ロース肉のチャーシュー、メンマ、白ねぎ、板海苔、なると。 スルッと食べてしまってご馳走様、次は丼物を食べてみたいです。 |
 車で移動するので次の店まで10分、既に二杯も食べたので少しどこかで休憩するかと思いつつ、とりあえず次のお店に向かいました。 手打ち工房凌駕(りょうが)@山梨県甲府市、店内に入ろうとしたら店内待ち席が満席で、人気の程がうかがえます。 店外で少し待ってから、待ち席が空いたところで入店、待ち席に座ったところで用意されていたパウチメニューを確認します。 |
 手打ち麺、手打ち味噌麺、手打ち野菜味噌麺、と続き、チャーシュー麺、ワンタン麺、チャーシューワンタン麺、そしてつけ麺。 理由は分かりませんが、通常は120円する麺の大盛りが20円でサービスされていました。 メニューを確認し終わったので、後客に「どうぞ」とパウチメニューを渡すと「どれがオススメですか」と聞かれてしまい。 見上げると私より年上の男性と、娘さんと思われる女性の二人連れ、聞けばこの店には初めて来たという。 「この店の店主さんは福島にある白河のとら食堂で修行されていて、独特な食感の手打ち麺が美味しいんですよ。ワンタン麺を食べるべきです」とよどみなく回答。 |
 「醤油、味噌、塩とあるけど」の問いには「醤油です。手打ち麺とスープは醤油ダレに合わせているはずです」と。 と、初対面の見ず知らずの人とラーメン話で盛り上がってしまい、「ラーメンの食べ歩きをされているんですか」と聞かれたので「今日は一福さん、蓬来軒さんと食べてきて、ここで三軒目なんです」。 程なくして店員さんから声が掛かり客席へ、窓に面したカウンターが3席、中央に6席テーブル、2席テーブル、小上がりが2席用意されていました。 の6席テーブルの端っこに相席、まあ、声を掛けたら届く距離、掛けませんけど。
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 少し待って手打ち中華680円、ちなみに後客はチャーシューワンタン麺とつけ麺を召し上がっていました。 スーブの量が少ないのは何だろうか、味わいは濃いめで量が少なめ、何か間違えていないだろうか。 手打ちの平打ち縮れ麺は細くてちょっと食べ応えが足りない、だからといって美味しくないわけではないけど、白河ラーメンと言われてしまうと違和感があります。 チャーシューはシッカリ2種類、味も問題無いのでちょっと安心しました。 |
 しかしそれ以外のトッピングはメンマ、板海苔、なるとに水菜って、何か間違えていないだろうか。 白河ラーメンならと、卓上を探すも刻み玉ねぎが見当たりません、黒胡椒、ラー油、七味唐辛子のみ。 とら食堂で修行されたのに「分店」ではないから何となく感づいていましたが、美味しければいいということであれば、美味しかったので良いのでしょう。 ご馳走様でした、先の後客さんに「お先に」と挨拶しましてお店を後にしました。 |
 その後、とあるバーで働いている女性店員さんが学生時代に働いていたというお店を探しに。 ネット情報では閉店していましたが、実際に行ってみないとなんとも。 跡形もなかったな、お店があったと思われる住所には携帯ショップと焼き肉屋があったけど。
その後、夜営業開始時間まで休憩。 |
 向かった先は天下一品甲府向町店@山梨県甲府市(ホームページ)、今回の山梨遠足は全て甲府市内となりました(もう1軒行ったけど、振られたため)。 山梨に二軒目の天下一品で、天下一品のホームページには掲載されてますが、食べログは掲載保留(理由は不明)。 夜営業は18時開店ですので、15分前にお店の駐車場に車を入れて開店待ちします。 開店時間になると数台の車が来ていて、都市圏では天下一品の開店待ちなんて考えられませんが、地方では良くあること。 |
 定刻になって入店、2月にオープンしていますが店内はピカピカです。 カウンターが11席、4人掛けのテーブルが3卓、6人掛けのベンチシートが3卓、総計41席ですか。 空いていたカウンター席へ案内され、メニューを見ながら何を食べるか検討します。 都市圏であれば何も考えずに「こってり」ですけど、と見てみるとスープはこってりとあっさり、「こってりが不安な方は」と但し書き付きでこっさりも用意されています。 トッピングはコーン、ネギ、メンマ、チャーシューなどオーソドックスなものばかり。 |
 サイドメニューは鶏そぼろ丼、鶏唐揚、チャーハン、明太子丼、ライスに餃子。 冬季限定メニューとして辛コクラーメンが用意されていて、スタンダードが950円もするのに加え、2辛が100円、3辛が200円という販売方針に萎えてしまって。 卓上のカスターセットにはからし味噌が置かれていて、ニンニク味噌は見当たりませんでした。 |
 程なくしてこってりラーメン(並)750円、よく見られる平均的な天下一品の麺相です。 先ずはスープ、いわゆる天下一品スープですが、しっかりと鶏ガラの鶏の味わいを感じられ、最近食べたスープの中では秀逸の味わいです。 細麺なのか、細麺はなぁ。 |
 トッピングは常に同じでチャーシュー、青ネギ、メンマ、可もなく不可もなく。 どこにも引っかかることなく食べ終わってご馳走様でした。 |
 お店を出て甲州街道(国道20号線)を東京方面へ真っ直ぐ1時間ほど走ります。 大月橋を渡ったら右折して国道139号線へ、10分ほど走って赤坂駅へ。 お店を探すも見当たらず、住所の場所に建っていた建物に近づいてみると「誠に勝手ながらしばらくの間、休業いたします」との貼り紙が。 うーん、残念。 |
 その後、そのまま国道139号線で富士吉田へ、富士吉田からは国道138号線で御殿場へ、御殿場からは国道246号線で神奈川へ。 高速道路(有料道路)を使った方が30分ほど早く帰れそうでしたが、ケチって帰宅。 |
posted by ふらわ at 00:00|
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日記
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あらためて思いましたが一日に4店は凄いですね
今回ゎわたしの地元山梨に遠足wということでびっくりです
感想がきになるところですが、食べログなどではまずまずの有名店に行かれたみたいですね
天一向町も細麺か普通の麺かは皆さん聞かれると思いますけど 無かったのですねw
向町店は皆いまいちとおっしゃってますがふらわさんが秀逸だと思ったならそれでよいのでしょうね
雑誌や食べログ、メームバリュ等にはあまり参考にせず地元の方が好きな食べていただきたいものですね
情報より感性、直感かとおもいますw
ご無沙汰しております。
正直、私のブログを読んで下さっていて驚いています、とても嬉しいです。
山梨はあまり食べに行かないので、食べログなどで上から順番に食べに行っています。
天一は細麺にするかどうか聞かれることもありますが、向町店では聞かれませんでした。
地元の方がよく食べているお店に行きたいのですが、そのお店をどうやって探すかという話し。
もうすこし頑張ってみます。
以前から疑問だったのですが、
ふらわさんはどうしていろんなラーメン屋を食べ歩いているのでしょうか
各地の名店を訪ねても最後には二郎・中本・天一がやはり最高に美味しい!
という軸はブレないままのようで、
すると私なんかだといつもお気に入りの店ばかりに通いつめてしますが
ふらわさんは日頃から新店を開拓したり遥々遠方まで修行しに行っておられます
その原動力は一体なんなのか、同じラーメン好きとして単純に興味があります
もちろん私の興味に応える義務などふらわさんにはありませんので
教えていただけるのを願うのみですが・・・・・・
コメントありがとうございます。
新店開拓や地方遠征(ラーメン修行)をなぜするか、深く考えたことはありません。
単にラーメンが好きだから、という理由で、それ以上でもそれ以下でもありません。
ラーメンのことはよく分からないんだから他人に勧めるなんて
おこがましいとは思わないんですかね?
>白河ラーメンならと、卓上を探すも刻み玉ねぎが見当たりません
白河ラーメンなら必ず刻み玉ねぎがあると?
ほんと何も知らないんですねw
コメントありがとうございます。
その店に初めて来た人に勧めるメニューと、自分が食べたいメニューが同じでなければならない理由は何でしょうか。
白河ラーメンを提供されるお店で刻みタマネギを用意されていることは多いですが、用意されていないお店もありますよね。
どこをどう読むと「必ず用意されていなければならない」と感じられるのでしょうか。
一応質問らしきものに答えてあげましょう。
>その店に初めて来た人に勧めるメニューと、自分が食べたいメニューが同じでなければならない理由は何でしょうか。
書き方が悪かったですね
私は、「ラーメンのことはよく分からないんだから他人に勧めるなんておこがましい」と言ってるんです。
>どこをどう読むと「必ず用意されていなければならない」と感じられるのでしょうか。
「白河ラーメンならと、卓上を探すも刻み玉ねぎが見当たりません」
どこをどう読んでも感じますよ「白河ラーメンなら」と書いてるじゃないですか
揚げ足取ろうと必死なのは分かります。
しかし自身のバカさをひけらかして恥ずかしさを感じないあなたに少しだけ尊敬します。
コメントありがとうございます。
入力されたメールアドレスが違いますので、別人でしょうか、なりすましでしょうか。
ご本人ではない可能性がありますので、レスは控えさせていただきます。