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中間貯蔵施設 14日に3町に要請へ12月9日 21時7分
福島県内の除染で出た土などを保管する中間貯蔵施設について、石原環境大臣と根本復興大臣が今月14日に福島県を訪れ、佐藤知事と、候補地となっている原発周辺の3つの町の町長に対し、建設の受け入れを要請することになりました。
これは井上環境副大臣が9日夜、記者会見して明らかにしました。
中間貯蔵施設について、環境省は東京電力福島第一原発の周辺にある双葉町、大熊町、楢葉町の3つの町にそれぞれ建設する方針で、専門家の検討会がいずれの町でも「施設を設置できる」という判断を示しています。
これを受けて、石原環境大臣と根本復興大臣が今月14日に福島県を訪れ、佐藤知事と3つの町の町長に対し、建設の受け入れを要請することになったということです。
また、福島県内で出た1キログラム当たり10万ベクレル以下の放射性物質を含む「指定廃棄物」などについても、富岡町の町長に対し、町内にある民間の処分場での最終処分を求めるということです。
中間貯蔵施設を巡っては、3つの町ともこれまで「調査を受け入れただけで、建設は受け入れていない」という姿勢を示しているほか、住民からは受け入れに反対する意見も出ていて、交渉の行方は不透明な情勢です。
井上副大臣は「施設の配置や敷地の範囲など具体的な案を丁寧に説明し、理解をいただきたい。平成27年1月の貯蔵開始に向けて、なるべく早く答えをいただきたいと思っている」と述べました。
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