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平和賞授賞式前に元OPCWの秋山さん抱負
12月9日 4時44分

平和賞授賞式前に元OPCWの秋山さん抱負
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ノーベル平和賞の授賞式が10日、ノルウェーのオスロで開かれます。授賞式に出席するOPCW=化学兵器禁止機関の初代の査察局長を務めた秋山一郎さんは、世界の化学兵器の全廃に向けて日本の役割に期待を示しました。

ことしのノーベル平和賞には、内戦が続くシリアなどで化学兵器の廃棄に向けて活動するOPCW=化学兵器禁止機関が選ばれ、10日、ノルウェーのオスロで授賞式が開かれます。
授賞式には、OPCWの初代の査察局長を務めた元自衛官の秋山一郎さん(64)も代表の1人として出席する予定で、出発前、NHKのインタビューに応じました。
秋山さんは、化学兵器という難しい対象に向き合ってきた機関が受賞したことについて、「機関の性格上、あまり表だってできない仕事で、秘密も守らなければいけないので、成果を認めてもらうのは大変だろうと思っていました」と受賞の喜びを語りました。
そして、「化学兵器は貧者の原爆と呼ばれ、今や研究者であれば誰でも作ることができます。だからこそ全廃させる必要があります。日本は古い化学兵器の処理の経験など技術を持っています。人と物、それに資金の援助で貢献できると思います」と述べ、世界の化学兵器の全廃に向けてOPCWの活動での日本の役割に期待を示しました。
秋山さんは10日の授賞式で、OPCWのウズムジュ事務局長らとともにメダルや賞状の授与に臨みます。

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