2013年12月9日11時13分
インターネット上のショッピングモール「楽天市場」を運営する楽天のサーバーに他人のIDやパスワードで不正に接続したなどとして、岐阜、兵庫両県警は8日、いずれも中国籍で大学生の、孫路路(24)=岐阜県各務原市=、同居する王臣(25)の両容疑者を不正アクセス禁止法違反などの疑いで逮捕し、発表した。2人とも容疑を認めているという。
岐阜県警によると、孫容疑者は6月27日、楽天のサーバーに、兵庫県尼崎市の男性(41)のIDとパスワードを使い不正に接続し、ポイント8431円分を電子マネーに交換した疑いがある。王容疑者は6月、この男性や、東京都、神奈川県、富山県の3人の、不正に入手したIDとパスワードを自分のパソコンに保管していた疑いがある。
2人は「チャットサイトで知り合った中国人から5月中旬に他人のIDとパスワードを計13万円で買った」と供述。2人のパソコンからそれぞれ、楽天や他のネットサービスの約80万人分ずつのIDとパスワードが見つかり、うち約2万5千人分が楽天のサーバーに接続可能だったという。県警は、2人が約250人のポイントを約300万円分の電子マネーに交換したとみて調べている。
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朝日新聞社会部
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