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15人で「江田新党」年内結成 みんな渡辺代表に打撃

記者会見の江田前幹事長ら
みんなの党を離党し、記者会見する江田憲司前幹事長(中央)ら
Photo By 共同 

 みんなの党の江田憲司前幹事長ら衆参両院14議員は9日午後、浅尾慶一郎幹事長に離党届を提出した。その後の記者会見で、年内に新党を結成して野党再編を目指す考えを表明した。新党は無所属議員1人を加え15人で発足する。2009年8月に渡辺喜美代表と江田氏を中心に旗揚げした党は4年余りで分裂した。衆参両院計35人の4割が離党したことで、渡辺氏が大きな打撃を受けるのは確実だ。

 党執行部は10日に役員会や議員総会などを開催して、離党届の取り扱いなど対応を協議する。江田氏以外の13人の比例代表選出議員には議員辞職して議席を返すよう求める方針だ。

 江田氏は会見で「政治理念や基本理念の一致を前提に、野党勢力を結集し、自民党に代わり得る政権交代可能な一大勢力をつくり上げていく。志同じくする人と新党結成の準備に入りたい」と強調。渡辺氏を「自民党に擦り寄り、あわよくば与党化する動きも見られた」と批判した。

 離党届を提出したのは江田氏、青柳陽一郎、井坂信彦、井出庸生、小池政就、椎名毅、畠中光成、林宙紀の8衆院議員と、小野次郎、川田龍平、柴田巧、寺田典城、藤巻幸夫、真山勇一の6参院議員。新党には、みんなの党を8月に事実上追放された無所属の柿沢未途衆院議員も加わる。江田氏は会見で「柿沢氏を含め基本政策や党名を決める」と述べた。

 離党届提出を受けて渡辺氏は国会内で会見し「1年生議員をマインドコントロールして、自民党に擦り寄ったかのような言説を振りまいて大量離党に至るのは極めて異常な状況だ」と反論。「13人が比例選出議員であることは極めて遺憾。比例の議席はみんなの党に与えられた議席だ」と指摘した。

 江田氏は8日、都内で講演し「みんなの党は原点を見失い、変わり果ててしまった。限界だ」と述べ、離党と新党結成を明らかにした。

[ 2013年12月9日 19:56 ]

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