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中国 韓国識別圏で摩擦回避の考え示す
12月9日 21時7分

中国が設定した領空侵犯を防ぐための空域、防空識別圏に、韓国が反発して、8日、自国の防空識別圏の拡大を発表したことについて、中国政府は遺憾の意を表明する一方、両国間の摩擦に発展するのは避けたい考えを示しました。

先月、中国が東シナ海の広い範囲に設定した防空識別圏について、韓国は、自国の識別圏と一部が重なっているうえ、中国との間で管轄権を争っている暗礁、イオ島が含まれていることに反発して、8日、イオ島の上空を含める形で識別圏を広げると発表しました。
これについて、日本やアメリカは防空識別圏の性格は中国とは異なるなどとして、問題視しない立場を示しましたが、中国外務省の洪磊報道官は9日の記者会見で遺憾の意を表明したうえで、「中国の外務省と国防省は、韓国側に穏便かつ慎重にこの問題を処理するよう要求した」と述べました。
一方で「中国は平等かつ相互尊重の原則に基づいて、韓国側と意思疎通を保ちたい」として、話し合いを通じた解決を目指し、この問題が両国間の摩擦に発展するのは避けたい考えを示しました。

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